イーグルスQBウェンツはシーズン第15週を欠場へ
2018年12月13日(木) 10:13腰を負傷しているフィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツは現地12日(水)の練習を欠席しており、チームが今季の残り試合すべてでウェンツを欠場させる可能性もあるようだ。
12日、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地の情報筋の話を元に伝えたところによれば、ウェンツは今週末のロサンゼルス・ラムズ戦に登場しないとのこと。ラポポートはまた、現在の腰の負傷のタイミングを考えれば、ウェンツが今季の残り試合でプレーしない可能性もあると指摘している。チームはまだ、ウェンツの負傷具合について詳しい情報を収集している段階のようだ。
ウェンツは今季の序盤から腰に痛みを抱えていた。チームは治療可能だと信じてきたものの、今週中もやはりその痛みが問題となっていた。ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンは12日、先週末に行われたダラス・カーボーイズ戦で腰の痛みは発症していなかったと述べている。
現在6勝7敗のイーグルスはプレーオフ進出の可能性をまだ残してはいるものの、ウェンツの離脱はチームにとって相当な痛手であろう。昨年度のスーパーボウルでMVPを獲得したQBニック・フォールズが今後の先発となる可能性が高い。今季はACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂から復帰したばかりのウェンツに代わって開幕から2試合に先発したフォールズはパス成功率65%、タッチダウン1回、インターセプト1回、1勝1敗という戦績を残していた。
イーグルスが慎重な判断を下し、今季はこれ以上ウェンツを起用しない場合、チームが望みの薄いプレーオフ進出の可能性をキープするためにも、フォールズには昨季の魔法がかったポストシーズンの活躍を再現してもらいたいところだ。
ウェンツはルーキーイヤーに脇腹を負傷(プレシーズンを欠場)し、昨季の12月にはシーズン絶望となるACL断裂という大ケガを負っていた。
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