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チャージャーズ、対チーフス戦10度目の正直となるか

2018年12月14日(金) 11:57

ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Ed Zurga】

過去5シーズンを通じ、9回にわたってカンザスシティ・チーフスにチャレンジしてきたロサンゼルス・チャージャーズはその度に退けられてきた。

ヘッドコーチ(HC)アンディ・リード率いるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルチームに対し、チャージャーズは2013年シーズンの第12週以降、9連敗を喫している。

チャージャーズは現地13日(木)の晩にその不名誉な記録が2ケタに乗ることを何としてでも避けたいところだ。

とは言え、チャージャーズに在籍する新たな選手たちはチームがチーフスに連敗してきた事実に固執しているわけではない。

今オフシーズンにチャージャーズと契約を結んだセンター(C)マイク・パウンシーは『L.A. Daily News(ロサンゼルス・デイリー・ニュース)』に「9回もか? うちは彼らに9連敗もしているのか? なんとまぁ、それは知らなかったな。だが、それはあまり関係のない話だ。俺たちにとっては単なる次の一戦だからね」と述べていた。

パウンシーは「9連敗とは知らなかったが、クレイジーな話だ。ここでは全然話題に上がっていなかったもんだからね。ただのネクストゲームさ」とも語っている。

2年目ヘッドコーチ(HC)のアンソニー・リンはチームの9連敗を知る選手が複数いることも強調しつつ、「3回負けたのは覚えているが、そんなに詳しくは知らない。ただし、3連敗でも多すぎるとは感じている。その流れは止めたいね」と語っていた。

一握りの選手だけがチームの9連敗を知っている。そのうちの1人であるクオーターバック(QB)フィリップ・リバースは、現在の連敗記録が始まる前のチームがチーフスを相手に4連勝を含め、過去13戦中11戦で白星を飾っていた事実を指摘できるはずだ。

リバースはサーズデーナイトについて、次のように語っていた。

「自分たちの言いたいことは何であれ、数字に語らせることができる。キックオフはサーズデーナイトだ。その日になってみないとどうなるかは分からない。自分にとっては1試合1試合が大事なんだ」

「そうなってきたことは知っている・・・ちょっと長いとは思うけどね。だけど、ここのロッカールームには彼らと1度しか対戦していない選手たちもたくさんいる」

9連敗中、リバースはチーフスを相手にかなり苦しんできたようだ。リバースはこの間にインターセプトを14回も喫し、先シーズンもひどいインターセプトを3回くらっていた。チャージャーズがカンザスシティの地で劇的な勝利を手にするためには、リバースが自身の力でその悪い流れを断ち切る必要があるだろう。

チャージャーズの多くの選手が何らかの形で連敗記録に関わったとは言え、その連敗の中でQBパトリック・マホームズと相対した数は少ない。ダイナミックさを持つ年間MVP候補のQBは、ライバルチームにとって新たな脅威となる存在であることは間違いない。

今シーズンのチャージャーズは10勝3敗という好成績を残しており、まさに今までとは違ったシーズンを過ごしている。そして、これまでチーフスに敗れてきたチャージャーズでないことも確かだ。

ゴードンは「以前とは別のチームなんだ。より多くのプレーをメイクするし、もっと爆発力がある。そして、自信もあるし、堂々としている。最初の数週間は自分たちの動きを確認しているって感じだったよ」とコメントしている。

チャージャーズが本当に自分たちの本来の姿を見つけ出せているのか、その答えはサーズデーナイトに分かるはずだ。

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