レイダースがQBピーターマンを獲得
2018年12月20日(木) 11:05クオーターバック(QB)ネイサン・ピーターマンがNFLでの新たなチャンスを手に入れる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地の情報筋の話を元に伝えたところによると、オークランド・レイダースが練習生として元バッファロー・ビルズのピーターマンを獲得したようだ。
ピーターマンはプレシーズン中にチームメイトだったAJ・マカロンと再会し、先発QBデレック・カーのバックアップを務めることとなる。
ビルズは1ヶ月以上も前にピーターマンをカットしていた。その当時のピーターマンは今季リーグに在籍し、少なくとも50回以上のパスアテンプトを記録しているQBの中で、パサーレーティングのカテゴリーでダントツの最下位(30.7)にランクしていた。ビルズで4試合(2試合に先発)に出場したピーターマンは81回のパスを投じて44回に成功、タッチダウン1回、インターセプト7回を記録。キャリアを通せば、ピーターマンは130回のパスを投じてインターセプトを12回記録しており、つまりは10.8回のパスで1回インターセプトされる計算となる。
レイダースの現ヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンは『ESPN』で解説者を務めていた2017年のドラフト時、ピーターマンについてはドラフト候補内で最も“プロ位入りが準備できた選手”と表現し、絶賛していた。この年のドラフト候補にはパトリック・マホームズやデショーン・ワトソン、そして、ミッチェル・トゥルビスキーらも含まれていたのである。
その当時、グルーデンはこのように語っていた。
「ピーターマンはチームに入って初日から貢献できるだろう。彼はプロのクオーターバックのように見えるんだ。ハドルを終え、他の大学ではやらないようなさまざまなフォーメーションやシフト、また、いろいろなパターンで攻撃陣を指揮してきた。ピーターマンならばルートのコンビネーションやそれに関連するフォーメーションも理解するだろう。何よりもすごいのは、彼なら初日からハドルに入り、他の10人のプロに対してどこに行くべきか、何をすべきかを伝え、スナップカウントをうまく扱うことができそうだという点だ。多数の攻撃パターンを指揮するだけでなく、ハドル内で多種多様な選手を扱ってきたというとんでもない量の経験値が彼にはある」
当時のグルーデンHCはまた、ピーターマンをシンシナティ・ベンガルズのQBアンディ・ダルトンと比較して述べてもいた。
今やレイダースのHCであるグルーデンはピーターマンの自己解決力の高さを目の前で見て、ターンオーバーマシーンとなっているピーターマンの潜在能力を引き出すチャンスを手にしている。
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