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ラムズRBガーリー、シーズン第17週は欠場の可能性大

2018年12月25日(火) 12:38

ロサンゼルス・ラムズのトッド・ガーリー【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

ロサンゼルス・ラムズが現地23日(日)に開催されたアリゾナ・カーディナルス戦で白星を上げた際、ランニングバック(RB)トッド・ガーリーはルーキーイヤー以降で初めて試合を欠場していた。

ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイを含め、多くの者がカーディナルス戦を目前にしたガーリーはプレー可能だと見ていたものの、ゲーム直前のワークアウトでチームはガーリーをベンチに置いておくことが賢明だと判断したようだ。

シーズン最終戦でサンフランシスコ・49ersと対戦する予定のラムズは今週もまた、同様のプロセスを踏むと考えられている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは24日の『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』の中で、ラムズは今週もガーリーをベンチに下げておく可能性があり、チームにとってプレーオフでの戦い以上に大事なものはないだろうとも伝えていた。

シーズン第17週もラムズにとっては重要だ。勝利すればファーストラウンドバイを獲得できるため、膝を痛めているガーリーにさらに1週間の休息を与えられるのだ。ただし、この試合で敗戦を喫し、シカゴ・ベアーズが勝利した場合、マクベイHC率いるラムズは年明け最初の週末に行われるワイルドカードから出陣を強いられる。

快勝したカーディナルス戦ではバックアップRBのC.J.アンダーソンが20キャリー、167ランヤード、タッチダウン1回を記録したことも、チームがレギュラーシーズン最終戦にガーリーを欠場させる判断を容易にさせるはずだ。

カーディナルス戦後のマクベイHCはラムズと契約したばかりのアンダーソンについて、チームの公式サイトを通じてこのように述べていた。

「今週の彼はすばらしい準備をしていた。こんなにも早く戦略を吸収できたことには本当に感銘を受けた。ただ彼のプレーを見て、今日は彼の1ファンになっていた。キャリアを通した彼の生産性もすばらしいものがある」

「彼は物事をうまくとらえていると思うし、フィールドに立った瞬間からすばらしい決断力を発揮する。正確にいうと、最後の方の彼はちょっと前のめりになっていたがね。ショートヤードではかなり難しい場面も何度かあり、われわれにとっては大きなコンバージョンだった。その時に彼が長距離を走ってくれたので助かったよ。彼はすばらしい仕事をやってくれた。そこから学べるものは確かにあるはずだ。ただし、今回のゲームはさほど大きなものではなかったけれどね」

アンダーソンによる167ヤードはキャリアハイまであと1ヤード足らずであり、ラムズのRBとしては過去10年を通して2番目の数字だ――ガーリーが今季序盤に記録した208ランヤードが唯一これを上回っている。スポーツ情報サイト『ELIAS』によれば、サンクスギビングデー以降の試合において、新メンバーとして初出場したゲームで、1人の選手が100ランヤード以上をマークしたのはアンダーソンがNFL史上初だったようだ。

アンダーソンが自らマクベイHCのスキーム上で走れることを証明したことからも、ラムズが100%でないガーリーの復帰を急かす必要はないと言えよう。

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