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バイキングス、ステファンスキーがフルタイムでOC就任

2019年01月10日(木) 14:04


ミネソタ・バイキングスのケビン・ステファンスキー【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)就任話が白紙となり、ケビン・ステファンスキーがミネソタに戻って来ることとなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、ミネソタ・バイキングスの攻撃コーディネーター(OC)としてステファンスキーがチームに戻って来るようだと報道。その後、チームが正式に認めた。

ヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーは声明の中で「ケビンは頭の良い若きコーチであり、明るい将来が待っている。彼が攻撃コーディネーターの座を担ってくれてハッピーだ。5年前にここに来て以降、ケビンの職業哲学や教授能力は熟知している。彼は他のコーチ陣と選手から本当に尊敬されている人物でもあり、彼がこの職に向けて準備できていることも知っている」と語っていた。

ステファンスキーは2018年シーズン途中、レギュラーシーズンの3試合を残してOCジョン・デフィリッポが解任された際に臨時OCとなった。36歳のステファンスキーはキャリア初となるOCとなった最初の2ゲームで地上戦を選択し、320ランヤードを獲得して2連勝を飾っていた。

しかしながら、バイキングスの攻撃陣は絶対に勝たねばならないゲームで苦戦を強いられた。シカゴ・ベアーズを相手に合計164ヤードしか得られずに敗北を喫して、彼らのプレーオフ出場の夢は儚く散った。

フルタイムのOCとして復帰するステファンスキーには、2018シーズンに期待を大きく裏切ってしまった攻撃陣の再建が任される。スターランニングバック(RB)ダルビン・クックや1,000ヤード超えを記録したアダム・シーレンとステフォン・ディッグス、さらには、8,400万ドル(約92億円)で獲得したカーク・カズンズがいたにもかかわらず、チームはシーズンを通して不安定さを見せ続けていた。仮にバイキングスが2019年にもオフェンシブライン(OL)の問題を解決できない場合、誰がプレーコールを担おうと結果に大きな変化は訪れないだろう。

ジマーHCはデフィリッポ離脱後に臨時OCとなったステファンスキーの手腕を過度に称賛していた。今季の3試合のみプレーコーラーを務めたステファンスキーには今、自身が将来性のある若き攻撃的思考を持ったコーチであることを証明するチャンスが与えられたとも言える。もし来季に、沈みかけたバイキングスの船を再び浮上させることができれば、いずれステファンスキーがHC職のインタービューを受ける可能性も高まってくるだろう。

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