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コルツがOLコーチのデグリエルモを解任

2019年01月16日(水) 11:18

インディアナポリス・コルツ【AP Photo/AJ Mast】

ヘッドコーチ(HC)フランク・ライク政権のインディアナポリス・コルツがコーチングスタッフを入れ替えるようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地の情報筋の話を元に、コルツがオフェンシブライン(OL)コーチのデーブ・デグリエルモを解任する予定だと報じた。チームは現地15日(火)にこの動きを正式に認め、アシスタントOLコーチであったボビー・ジョンソンがバッファロー・ビルズでOLコーチを務めることになったとも明かしている。

新政権の下、新規スタッフ陣と共に歩んだ1年後にスタッフを入れ替えるコルツの動きは意外なものだったが、これにはとある事情があったようだ。どうやら、デグリエルモはジョシュ・マクダニエルがコルツのヘッドコーチ(HC)職を土壇場でキャンセルする前に加入していた唯一のコーチだったようだ。ガラフォロによると、ライクHCは自分自身で選択したコーチをチームに加えたかったとのことだ。

チームとしては成功しているにもかかわらずライクHCとデグリエルモの意見は噛み合わず、ここ数カ月にわたってコーチが入れ替わる可能性は高まっていたとNFLネットワークのトム・ペリセロは伝えている。『Football Outsiders(フットボール・アウトサイダーズ)』の統計によると、今季のコルツのパスブロックはリーグ全体2位にランクインし、ランブロックは全体4位につけていたようだ。

2017年シーズンはOLコーチとしてマイアミ・ドルフィンズに所属していたデグリエルモは、インディアナポリスでのキャリアも1シーズンで幕を閉じた。50歳のデグリエルモはニューヨーク・ジャイアンツで第42回スーパーボウル、ニューイングランド・ペイトリオッツで第49回スーパーボウルを制覇した経験を含め、NFLでアシスタントの役割を13年間務めてきた人物だ。デグリエルモの専門知識や堅実なOLコーチを欲するチーム需要を考慮すれば、次なる職場探しが困難に陥ることはないだろう。ガラフォロはライクHCがデグリエルモを他のコーチに推薦しているようだとも報じている。

コルツのOL陣はオールプロの新人ガード(G)クエントン・ネルソンを筆頭として、新人ライトタックル(RT)ブレイデン・スミス、元ドラフト1巡目指名選手のセンター(C)ライアン・ケリーなどの若い選手が中心となっており、ライクHCが指揮を執るOLコーチの職は候補者にとって魅力的に違いない。

一方のジョンソンに関しては、コルツでコーチを務める前までの2010年から2011年にかけてはビルズでアシスタントOLコーチを務め、2012年はジャクソンビル・ジャガーズのタイトエンド(TE)コーチ、2013年からデトロイト・ライオンズでTEコーチとアシスタントOLコーチ、2015年から2017年まではオークランド・レイダースでTEコーチを務めていた。

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