極寒が予想されるAFCチャンピオンシップ
2019年01月16日(水) 11:41今週、骨まで凍り付くような厳しい寒気がアメリカの中西部に流れ込み、カンザスシティ・チーフス対ニューイングランド・ペイトリオッツのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームが開催される現地20日(日)の気温は急降下することが予想されている。
『Associated Press(AP通信)』によると、米国の気象情報を提供する機関『National Weather Service(ナショナル・ウェザー・サービス)』は北極からの大寒波が日曜日にカンザスシティ周辺に到来し、キックオフ時点の気温は零度を大きく下回る見込みとしている。これまでにアローヘッド・スタジアムで開催されたゲーム史上、最も寒いゲームとなる可能性もある。
言葉だけでは伝わり切れないかもしれないが、以下のカラフルな写真を見てみればその寒さが伝わるだろう。地方気象学者のライアン・マーウは『Twitter(ツイッター)』でカンザスシティ周辺の気象情報を伝えている。
AFC Championship game is in Kansas City –> Sunday evening. #ChiefsKingdom(-3.0) #Patriots
6-day weather forecasts are BRUTALLY cold — and I mean very COLD. Game time temperatures from models range from -5°F to 10°F
Arctic blast is centered right over Arrowhead Stadium pic.twitter.com/if7MnZ3YDw
— Ryan Maue (@RyanMaue) 2019年1月14日
「カンザスシティで開催のAFCチャンピオンシップゲーム。日曜日の夕方#ChiefsKingdom(約-16度)#Patriots。向こう6日間の天気予報では無慈悲な寒さ。つまり、とんでもなく寒いということだ。ゲーム時間の気温は予想範囲から言えばおよそ-11度から-19度となっている。北極の大寒波がアローヘッド・スタジアム上空を中心に広がる」
この画像を見るだけでも凍えてしまうだろう。
しかしながら、チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードはこの寒さに関してさほど気にする様子を見せていない。これは特に、チーフスとペイトリオッツが先週の寒さの中で勝利を収めていたことが関わっているのだろう。
リードHCはチームの公式サイトを通じ、「ちょっと寒くなるのだろう。それは大丈夫だ。この時期だからね。プレーする。寒さが問題になるとは思わない。(先週の土曜日も)問題ではなかったからね」と明かしていた。
リードHCは寒さが影響するのは両チームに対してであり、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズのグリップ力やスローに関する能力については心配していない様子だった。リードHCは次のようにも語っている。
「それはただ、どこに焦点を絞るかの問題となるだろう・・ボールを投げるのか、キャリーするのか、そういったことだ。集中して焦らずに行うことだけ確認する必要がある。それで大丈夫だ。練習は十分に積んできた・・われわれは寒い中、外での練習を続ける。それがすべてだ。順応するしかない話だ」
非常に厳しい寒さの中で行われるゲームはホームアドバンテージの効果を低減させるとよく言われるものだが、アローヘッド・スタジアムに集まる賑やかなチーフスファンたちが沈黙するようには思えない。とりわけ、試合前からパーティでお腹を満たし、体の内部から温まった彼らがそうなることは絶対にないだろう。
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