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シーホークスがQBリンチと契約

2019年01月18日(金) 10:53

デンバー・ブロンコスのパクストン・リンチ【AP Photo/Mark Reis】

NFLのチームがパクストン・リンチに新たなチャンスを与えた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、2018年9月2日にデンバー・ブロンコスをリリースされたクオーターバック(QB)リンチがシアトル・シーホークスと契約を結んだようだ。

シアトルのスポーツラジオ番組『KJR』がこの動向を最初に伝えていた。

リンチのキャリアはブロンコスが彼に対して2016年ドラフトで1巡目指名権(全体26位)を使用して以降、下降線をたどる一方だった。ブロンコスでの過去2シーズンを通じて5試合に先発したリンチは128回のパスを通じて79回の成功、792ヤード、タッチダウン4回、インターセプト4回を記録している。

ブロンコスが第1巡で指名していたことからも見てとれるように、かつてのリンチはチームから将来的なフランチャイズQBとして見られていた選手だ。しかし、リンチはトレバー・シーミアンやブロック・オズワイラーといった他のQBから先発を奪ってその座を守るほどの結果を残すことができなかった。

ブロンコスが2018年3月にケイス・キーナムと2年契約を結んだことで、デプスチャート上でのリンチのランクはまたもや降下した。チームに近しい人の目からすればリンチの動きにはまだ価値があり、ブロンコスの番記者は昨年9月1日にリンチは“リーグで最も優れた3番手のQB”であるとも表現していたものの、ブロンコスはその翌日にワシントン・レッドスキンズからリリースされたケビン・ホーガンをウェイバーでクレームし、リンチをリリースした。そしてリンチは2018年シーズンを無所属のまま過ごすこととなった。

リンチは先発QBラッセル・ウィルソンと共に90人を登録可能なオフシーズンのロースター枠に入ることになるが、オフシーズンのワークアウト中にチームのコーチ陣を魅了しない限り、元ドラフト1巡目指名選手がトレーニングキャンプ後の53人のロースターに残れるかどうかは定かでない。

【S】