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タイタンズはTEコーチのスミスをOCに昇格へ

2019年01月22日(火) 10:57

テネシー・タイタンズのジョンヌ・スミスとアーサー・スミスTEコーチ【AP Photo/Mark Humphrey】

マット・ラフルアーがグリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)に大抜擢(だいばってき)されたことにより、他のアシスタントコーチにも昇格のチャンスが訪れていた。

現地21日(月)、テネシー・タイタンズはラフルアーが抜けた穴を埋めるべく、アシスタントコーチのアーサー・スミスを攻撃コーディネーター(OC)に指名したことを発表した。

スミスは2015年シーズンの後半から最近までタイタンズでタイトエンド(TE)コーチを務めていた人物だ。スミスの指揮下、ベテランTEのデラニー・ウォーカーはキャリア史上最も生産的な3シーズンを過ごし、2015年から2017年にかけ、1シーズンにつきキャッチ65回以上、800ヤード超えを記録する活躍を見せている。34歳のウォーカーは足首の脱臼および骨折によって今季は1試合の出場にとどまっていたが、成功が期待されていた選手でもあった。

タイタンズのヘッドコーチ(HC)マイク・ブレイベルはチームが発行した声明文を通じてこのように語っていた。

「アーサーのような価値のあるコーチが昇格し、彼とこのチームに対して非常にわくわくしている。シーズンを通じ、ゲームプランミーティング時の彼のアイデアやゲーム内における状況の理解力、ポジショングループを最大限に生かす能力にはとても感銘を受けた。先週、われわれはこの機会について少し話す時間を設けた。彼なら選手のこともよく知っているし、継続性がわれわれ攻撃陣の成長や改善を促してくれるはずだ」

タイタンズがスミスの成功を強く主張する裏には、スミスがタイタンズで4人のHC(マイク・ムンチャック、ケン・ワイゼンハント、マイク・ムラーキー、現マイク・ブレイベル)の下で働き、現在のポジションを維持してきたその能力に対する評価があったのだ。スミスにはまた、TEコーチ、オフェンシブライン(OL)/TEアシスタント、そして、オフェンシブアシスタント/クオリティコントロールコーチとしての経験もある。

スミスはクオーターバック(QB)マーカス・マリオタにとって5人目のOCとなるが、この何度もコーチが入れ替わる動きはサンフランシスコ・49ers時代のアレックス・スミスのキャリアを彷彿とさせている。

タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンは声明の中で「マーカスは賢い男だ。きっとうまくいくはず。勉強や学習、専門用語といった面でマーカスに何を要求しようと、彼は時間内に間に合わせ、ベストを尽くしてくれると確信している」と述べていた。

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