右肩手術のパンサーズQBニュートンは長期離脱?
2019年01月25日(金) 10:21現地24日(木)、カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)キャム・ニュートンが肩の手術を受けたようだ。
パンサーズはフランチャイズQBが右肩の“関節鏡視下”手術を受けたことを明かした。この手術ではチームドクターのパット・コナーが執刀した。
チームはニュートンのリハビリプロセスはすぐにでも開始されるとしているが、復帰までにどの程度の時間が要されるかはまだ不透明のようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、この手術はニュートンにとって深刻なものではない模様だと報じている。チームはニュートン復帰に関するプラン立てに対しては控えめながらも、長期間にわたってサイドラインにとどまることはないように願っているようだ。
長引く肩の痛みによってニュートンの2018年シーズンは2週間を残して終わり、チームはプレーオフ争いから脱落していた。レギュラーシーズンの終盤にかけてパス精度と肩の強さが明らかに落ちたニュートンは先発QBの座をシーズン第16週はテイラー・ハイネケに、シーズン第17週はカイル・アレンに譲っている。
それでも、2018年のニュートンはキャリアハイとなるパス成功率67.9%を記録し、3,385パスヤード、タッチダウン24回、インターセプト13回という数字を残していた。
今回の出来事はパンサーズオーナーのデビッド・テッパーが地方メディアに対し、ニュートンの肩に関しては“懸念”していると明かし、QBには手術が必要かもしれないと述べた9日後のことであった。テッパーオーナーは肩を完全回復させるために2017年シーズンをまるまる棒に振り、翌シーズンに完全復帰してインディアナポリス・コルツをポストシーズンに導いたQBアンドリュー・ラックを引き合いに出して記者にこう語っていた。
「もし(ニュートンが)1年の休息期間を経て完全回復し、すべてがうまくいったとすれば、わずか1年のことだ、なぜそのようにしないのかという話になる。現在のわれわれには他にやらねばならないことがある。われわれはもう1人のクオーターバックを探さなくてはならない。もっと多くのキャップスペースがあったらありがたいのだがね」
ニュートンの“リハビリプロセス”がどの程度の範囲に及ぶのか、2019年シーズンを前にどのくらいの時間が要されるのかは定かでないが、ニュートンの負傷と手術が今後のパンサーズのロースター構築に及ぼす影響は一体どの程度あるのだろうか。
ニュートンが来シーズンの開幕に間に合わない場合に備え、パンサーズはじきにフリーエージェント(FA)となるハイネケや2年目のアレンに頼るよりも、FA市場やトレードで先発QBを獲得する動きに出るかもしれない。あるいは、ニュートンに1年間の完全休養をさせるのであれば、パンサーズがニック・フォールズ、あるいは、テディ・ブリッジウォーターといったQBを1年契約で獲得する可能性もある。
現在29歳のニュートンには2015年に締結した5年の延長契約のうち2年の契約期間が残っている。
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