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チーフスのDCはスパグニョーロに決定

2019年01月25日(金) 11:57

スティーブ・スパグニョーロ【Evan Pinkus via AP】

カンザスシティ・チーフスが守備コーディネーター(DC)不在で過ごした日数はわずか2日だった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地の情報筋の話を元に伝えたところによると、チーフスはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで敗れ去った直後にDCのボブ・サットンを解任し、その約50時間後にはDCをスティーブ・スパグニョーロに決定していたようだ。

DC、臨時ヘッドコーチ(HC)として3年間をニューヨーク・ジャイアンツで過ごした後、2018年にスパグニョーロはフットボール界から姿を消していた。スパグニョーロは2007年から2008年にかけてジャイアンツのDC、2009年から2011年にかけてロサンゼルス・ラムズのHC、2012年にはニューオリンズ・セインツのDCを務めていた。

また、59歳のコーチには1999年から2006年にかけて現チーフスHCのアンディ・リードの下、ディフェンシブバック(DB)とラインバッカー(LB)コーチを務めていた経歴もある。

数字的にリーグ最低クラスの守備陣を引き受けることとなるスパグニョーロ。チーフスは2018年レギュラーシーズン1試合平均で合計ヤード405.5ヤード(273.4パスヤード、132.1ランヤード)を許し、与得点は平均26.3点でリーグ24位、さらに、『Football Outsider(フットボール・アウトサイダー)』による“DVOA(ディフェンシブプレーがチームの勝利にどれだけ貢献したかをリーグ平均と比較して求める指標)”ではリーグ26位に沈んでいた。チーフスにはジャスティン・ヒューストン、クリス・ジョーンズ、そして、もうじきフリーエージェント(FA)となるディー・フォードといった頼もしいパスラッシャーらがいるものの、セカンダリー陣には難を抱えている。

2015年から2017年にかけてスパグニョーロが指揮したジャイアンツの守備陣は2016年シーズンにだけ失点数のカテゴリーでリーグ2位となりプレーオフ進出を果たしたものの、その他の2シーズンに関しては1試合平均与ヤードで2015年はリーグ最下位、2017年にはリーグ31位と低迷していた。

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