ピッツバーグ・スティーラーズがクオーターバック（QB）ベン・ロスリスバーガーとの契約延長に取り組み始めている。

球団社長のアート・ルーニー二世は現地23日（水）、チームの公式サイトを通じて「ベンの現行契約にはあと1年が残っており、われわれは彼の代理人とすでに次の契約延長に関する話を開始している。それゆえ、ベンには今後も数年の良い年月が待っているはずだ。彼はまだ、おそらくだが、キャリアの全盛期に近いところにいる」と述べていた。

“ビッグ・ベン”ことロスリスバーガーの現行契約は残り1年となっており、ベースサラリー1,200万ドル（約13億2,000万円）とロースターボーナス500万ドル（約5億5,000万円）が今年の3月に支給される予定となっている。ロスリスバーガーのサラリーキャップヒットは2,320万ドル（約24億4,000万円）であり、スティーラーズは次の契約延長で来たる数年のロスリスバーガーのキャップヒットを下げ、巨額な支払いをなるべく避けようと試みるだろう。

契約延長の話がすでに始まっているとのコメントに驚くことはない。ビッグ・ベンは今オフシーズン中の引退に関するトークを完全にシャットアウトしている。ルーニー二世球団社長は現在36歳のロスリスバーガーが次なる契約延長の期間も十分にプレー可能であると見込み、このようにも語っていた。

「現在、リーグにいるクオーターバックたちの中には40代でプレーしている者も見られる。ベンがあと数年もプレーできないとする理由はないだろう。だから、われわれはそれを楽しみにしているんだ」

新たな契約延長が意味するのは、ロスリスバーガーがその長いキャリアをピッツバーグ一筋で終えるということだろう。

【S】