スティーラーズ復帰の可能性もゼロではないWRブラウン
2019年01月28日(月) 12:001人のスティーラー、すなわちリビオン・ベルがピッツバーグを去ることはほぼ確定事項となっているものの、もう1人の超大物スティーラーに関してはまだ100%ピッツバーグを去るとは言えないようだ。
メディア上に出回る最新情報とは裏腹に、アントニオ・ブラウンが2019年やその後もピッツバーグ・スティーラーズでプレーする可能性はゼロではない。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ブラウンが新天地でのフレッシュなスタートを切るという結末がより好ましいとする一方で、スティーラーズはまだブラウンやその代理人に対してトレード交渉の開始許可を与えておらず、この問題に関する主導権はチームの手中にあるようだと報じた。
スティーラーズがトレードのオプションを探し回っている一方で、ブラウンと親密な間柄にあり、対話を続けているチーム内の人物らは、ブラウンがチームに戻る可能性はまだ残っていると発言していたとラポポートは伝えている。
スティーラーズの一員としてのブラウンのスーパープレーが忘れられやしないかと心配していた者たちにとっては良い知らせだろうが、最近の動きを見る限りはまだ何とも言えない状態だ。元スティーラーズのスタープレーヤーであるジャローム・ベティスもまた、ブラウンについて「問題以上に価値のある男だ」と述べ、ブラウンに関連した現状を嘆いている人物の1人である。
ラポポートによる最新情報に基づくと、ブラウンがスティーラーズを出ていかないという希望はまだあるようだ。また、トレードされるとしても、すぐさま起きる出来事ではなさそうだ。『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、今年の6月1日より前にスティーラーズブラウンをトレードに出した場合、チームが2,110万ドル(約23億円)のデッドマネーを背負うことになるという。約2,100万ドルはチームが持つトータルキャプスペースの約11%以上に相当する上、ブラウンがスティーラーズのために走ることはないのだ。
6月1日を超えればその額も704万ドル(約7億7,000万円)にまで急降下し、取引自体のハードルはかなり下がるだろう。とは言え、現在はまだ1月末である。6月2日までには相当な時間が残されており、この期間を通じて両者間の関係が修復される可能性もあるかもしれない。
結局のところ、まだこの先しばらくの間はこの話が決着することはなさそうだ。
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