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第53回スーパーボウルのオープニングナイトが開催

2019年01月29日(火) 13:23

オープニングナイトに出席したロサンゼルス・ラムズとニューイングランド・ペイトリオッツ【AP Photo/Matt Rourke】

第53回スーパーボウルが残り数日に迫るアトランタでオープニングナイトが開催され、ニューイングランド・ペイトリオッツとロサンゼルス・ラムズの選手やコーチたちがメディアからの質問攻めにあっている。

クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフが7歳だった時からNFLでプレーしているQBトム・ブレイディは今回の対戦相手となるゴフに対して、その一大決戦を前に知恵を授けることはなかった。ゴフに対し、何か与えるアドバイスはあるかと問われたブレイディは次のように語っていた。

「彼にアドバイスはあげられないよ。クレイジーなのか? いやいや、彼らはすばらしいチームだ。(CB/コーナーバックのアキブ・タリブを指しながら)僕は一晩中、彼のような選手を相手にしなくてはならない。そういう選手のことを気にしているんだ。彼がいかにすばらしい選手かということも分かっているからね。ラムズの守備陣だってすごく良い。リーグベストのD-ラインだし、過去にスーパーボウルに出たことのあるようなリーグ最高峰のインターセプターたちもいるじゃないか。だから、アドバイスは自分だけに向けておくよ」

これに対し、第36回スーパーボウルでペイトリオッツとラムズが試合をした時のことを覚えているかと問われたゴフは「正直に言うと、覚えてないなぁ。ちょっとまだ小さすぎたから。その時はフットボールをやろうとさえ思ってなかったかもしれない。いつだったかは分からないが、カロライナ(パンサーズ)とプレーしていた時のことは覚えているんだけどね」と、意図的ではなくブレイディとの年齢差を感じさせる発言をしていた。

イベントの現場の様子をいくつか紹介しよう。

「彼には何のアドバイスもあげないよ―ブレイディ」

「NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンのロサンゼルス・ラムズの登場」

スーパーボウルに関してはラムズよりもペイトリオッツの方が経験豊富であることについて、ラムズのアンドリュー・ウィットワースはこのようにコメント。

「今週に関しては、彼らはよく知っているからアドバンテージもあるだろうね。不安に思うようなタイミング、モードを切り替えるタイミング、プレーに向けて準備するタイミングなどを分かっているだろう。そして、週を通じたプロセスやプランニングがもう分かっているはずだ。ただ、自分はフィールドに出てフットボールがスナップされたら、どこかの時点で不安なんてどこかに行ってしまうものだと強く信じている。落ち着いてプレーする必要があって、チームの一部となることが大事だ」

「彼が試合後にメッセージを送ってくれる時間を作ってくれたんだ。本当に自分にとっては大きな意味がある。―ショーン・マクベイ、ビル・ベリチックとの関係性について」

ラムズのランニングバック(RB)トッド・ガーリーはラダニアン・トムリンソンのタッチダウン記録を破らなかったことについて、「彼には記録をキープしてもらおうと思ってね。だからL.T.(トムリンソンのこと)、また来年ね。出だしは良かったけど、終わりはそれほどでもなかった。でも、自分はこのスーパーボウルに出場できるんだ。それが何より重要なこと」と述べていた。

「出だしは好調だったが、終わりはそれほどでもなかった。でも、自分はこのスーパーボウルに出場できるんだ!」

「初めてのスーパーボウルを前に、もしトム・ブレイディに小さなアドバイスをお願いできるとすれば、ジェレッド・ゴフは一体何を・・・」

ゴフはまた、チームメイトのパンター(P)ジョニー・ヘッカーについては「ジョニーがあんなに良いパンターじゃなければ、きっと今ごろNFLでクオーターバックをしているよ」ともコメントしている。

「ここにはい自分がいるし、ダンテ・ファウラー、マイケル・ブロッカーズ、サムソン・イブカム、エンダマカン・スーもいる―ラムズの守備陣に自信満々のアーロン・ドナルド」

「俺がいるチームにはあのジュエリーがついて来るんだよ―アキブ・タリブ」

「いい感じ」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーは「ポストシーズン中にもウェイド・フィリップスに対してトム・ブレイディ対策について聞いてみたが、今回はどうなるかと聞いてきた。トニー・ロモと内通して声をつなぎ、イヤホンから各プレー前に何が起こるかを教えてもらうのがプランだそうだ」と述べている。

「ブランディン・クックスがクイズ“あのクオーターバックは誰?”に挑戦」

マイケル・アービンはツイッターで「今回はアトランタで開催のスーパーボウルのオープニングナイトに再び来られて感謝している。ラムズ vs. ペイトリオッツだ(おっと、こちらはカート・ワーナーだ)」とコメントし、動画を投稿している。

「(父のことを)考えていた。試合後にはいつだって一緒に話をしていたからね。なつかしく思ったんだ。―アトランタ到着時、なぜ父親のような服装だったかを語るウェイド・フィリップス」

「アーロン・ドナルドはすばらしい選手だ。彼はリーグナンバーワンの守備選手。彼が年間最優秀守備選手賞を獲得するだろう。―ドナルドについて語るウェイド・フィリップス」

「互いへのリスペクトを見せるベリチックとマクベイ」

「覚えている中で一番大事なのは、ボールがアップライトの真ん中を通って自分たちが勝ったということだね。―第36回スーパーボウルでラムズと対戦した時のことを覚えているかと問われたブレイディ」

「史上初の6つ目のリングを手にする可能性があることについて、どう思うかと問われるブレイディ」

「フル・グロンク・モード笑笑笑」

今シーズンのペイトリオッツには懐疑的になる人もいたと述べた『NFL Network(NFLネットワーク)』のウィリー・マギネストに対し、ブレイディはこう返答している。

「それは本当に、自分たちには何ができるかという考え方による。数年間を通してチームと話し合ってきたことは、外部の音は遮断するということだ。自分たちはあらゆる手段を使ってモチベーションを上げていく。みんなも長年にわたって勝つだろうとの期待をしてくれていたはずだ。それは良いプレッシャーだったんだ。それでも、あまり現実的でないこともときどき期待されてしまっていた。ただ、このチームは必要な時に一丸になれると本気で思っている・・・まだ今シーズンの物語は続いている。あと1章が残っているんだ。すばらしい章にしたいと思っているよ」

「“ヘイター”に対するトム・ブレイディの対応は?」

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