テイラーがベンガルズHCに正式就任
2019年02月05日(火) 11:09ようやく正式な発表となった。
シンシナティ・ベンガルズは現地4日(月)、ロサンゼルス・ラムズでクオーターバックコーチを務めていたザック・テイラーが次期ヘッドコーチ(HC)に就任することを正式に発表した。
第53回スーパーボウルでラムズがニューイングランド・ペイトリオッツを相手に13対3で敗れた翌日、テイラーはチームの公式サイトを通じてこのように述べていた。
「ヘッドコーチとしてシンシナティ・ベンガルズで働けることを幸運に思い、そして、幸せに感じている。すばらしい人たちが在籍しており、歴史ある組織でもある。早く始まらないかとわくわくしている。高いスタンダードを設け、全員がそれに対して責任を持つことによってその歴史をより豊かにしたいと思っている。すべきことはたくさんあり、今日がまずはその第1日となる。われわれはいつでも戦える準備を整えるため、情熱を持って毎日に取り組んでいく」
16年間の長期政権を終えたマービン・ルイスに代わってシンシナティのチームを指揮することとなったテイラー。ルイスはベンガルズ史上、最も勝ち星を挙げているコーチだ(131勝122敗3分)。
過去2年間のテイラーはラムズのショーン・マクベイHCの下、初めはワイドレシーバー(WR)のコーチを、次にジャレッド・ゴフのクオーターバック(QB)コーチを担ってきた。ラムズで職を得る前はシンシナティ大学で攻撃コーディネーター(OC)を、マイアミ・ドルフィンでQBコーチを務めている。テイラーにとって今回のHC職は初めての経験となる。
ベンガルズ球団社長のマイク・ブラウンは「ザックは攻撃的思考と優れたバックグラウンドを持った未来あるコーチであり、それは今日のNFLで重要なこと。そして、彼にはまだ若さがある。新たなアイデアや手法を取り入れる柔軟さも持ち合わせており、それもまた、われわれにとっては良いことだ。ザックによってわがチームがよりエキサイティングになり、見ていて楽しくなると信じている」と語っていた。
テイラーのスタッフとして、ベンガルズはブライアン・キャラハンをOCに起用し、ダリン・シモンズはスペシャルチームコーディネーターを継続する見込みのようだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはテイラーが元オークランド・レイダースHCのジャック・デル・リオをベンガルズの守備コーディネーター(DC)として狙っているようだとも報じている。
35歳のテイラーは5日に10代目のベンガルズHCとして就任会見を行う予定。
ベンガルズは『Twitter(ツイッター)』にQBアンディ・ダルトンと新ヘッドコーチが対面したシーンの写真を投稿した。
“I’ve been following you since your days at TCU. I’ve watched a ton of tape on ya.”
Watch as Head Coach Zac Taylor meets QB1. #NewDEY pic.twitter.com/iWieHK58O1
— Cincinnati Bengals (@Bengals) 2019年2月4日
「“TCU(テキサス・クリスチャン大学)時代からずっと見ていたよ。君のテープは何万回も見たかな” ヘッドコーチのザック・テイラーとナンバー1QBが挨拶を交わしたシーンをご覧あれ #NewDEY」
【S】