大注目のドラ1候補QBカイラー・マレー、コンバインではスローなしの可能性も
2019年02月20日(水) 11:53フットボールの道を選択したクオーターバック(QB)カイラー・マレーの次なるステップはNFLスカウティングコンバインだ。ハイズマントロフィー受賞QBのマレーが来週から始まるこのイベントにどの程度参加することになるかはまだはっきりとしていない様子だ。
『Associated Press(AP通信)』によると、マレーは現地18日(月)、記者に対してスローイングドリルやオンフィールドでのワークアウトに参加するかどうかはまだ決めていないと明かしていたとのことだ。
パスドリルのセッションに断りを入れるというQBの話には前例もあり、その設定やレシーバーが馴染みのない人物であるといった理由でコンバイン中のスローイングドリルに良い面はほぼないとする者もいる。
最終的に、本当にマレーがスローイングを回避すれば、フットボールに対するコミットメントや競争心の問題が取り沙汰されるだろう。NFL業界内にはまだ、課題をこなさない者に対しては良い印象を受けないという古風な考え方をする者もいるのだ。
マレーがドラフト1巡目指名を確実とするためにはチームとの個人的なミーティングにおいて突出した精神性の高さを示すことがカギとなるだろう。
21歳のQBがプロの舞台でも活躍可能と評されるために肩の強さやスピードを披露する機会としてコンバインのフィールドを利用することも可能だが、一番の論点はその“サイズ”にあるとされている。
18日、マレーはコンバインに向けてスカウトが懸念している最大の問題が体格であることを自ら語っていた。
マレーは「ずっと5フィート10(約178cm)という身長でやってきた。まぁ、自分的にはクレイージーだと思うよ。ずっとその高さでやってきたというのが事実さ。6フィート(約183cm)を超えているわけじゃない。この世に生まれてからその身長に届いたことはない」と語り、これまでに自身の大きさが問題となったことは一度もないと主張し、次のようにつけ加えた。
「フットボールのフィールド上で一番大きかったことはない。“フィールドで一番小さいのが自分だからここではこうしよう、ああしよう”なんて風に考えてはいないんだ。ただフィールドに立ち、プレーするだけさ」
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