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カウボーイズオーナー、「ローレンスとはすこぶる良好な関係」

2019年02月21日(木) 09:22


ダラス・カウボーイズのデマーカス・ローレンス【James D. Smith via AP】

ダラス・カウボーイズはディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスとの将来において不安定な状況にいる。

ダイナミックなパスラッシャーであるローレンスは2年連続でのタグ指定を望んではいないが、カウボーイズが現地3月5日(火)のタグ指定可能期限までに長期契約を締結できなかった場合、26歳のDEをフリーエージェント(FA)市場に流出させることになるのだろうか? どうやら、その可能性は低そうだ。

個人とチームとの間に相容れない対立が生じるとの推測もあったが、オーナーのジェリー・ジョーンズは19日にそういった可能性を否定している。

ジョーンズオーナーは『The Dallas Morning News(ザ・ダラス・モーニング・ニュース)』にローレンスとの間に不和があるか問われた際、「いや、そんなことはない。私が知る限りではまったくもってだ。私との関係性の中でもベストの1つ、あるいは、最高峰のものだろう。デマーカスとの関係はすこぶる良好だ」と述べていた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは19日、両サイドは現在も活発な交渉を行っていないと報じており、再びタグを指定された場合、ローレンスにはサインするつもりがないようだとも伝えている。

ローレンスの考えに基づけば、問題解決のデッドラインは3月5日になるだろう。

ジョーンズオーナーはこのプロセスにおけるタイムテーブルの設定を拒み、このように語っている。

「われわれのいかなる戦略も他言するつもりはない。それこそが戦略なんだ。デマーカスは現在も、将来も、われわれの中では確実に重要な選手である。しかし、われわれはチーム内すべての人員についてのプランニングをしている最中だ」

2018年にフランチャイズタグの下、1,714万3,000ドル(約19億円)でプレーしたローレンスは、2019年に2,000万ドル(約22億円)を超える金額を手にすると予想される。この金額が交渉のスタート額となるだろう。市場にローレンスが登場した場合、代理人は最低ラインがその金額になると主張しそうだ。

今後2週間以内に長期契約が成立せず、カウボーイズがタグ指定をせざるを得ない状況ともなれば、少なくともシーズンの一部を欠席するといったリビオン・ベルと似たような状況が発生する可能性もあり得る。カウボーイズは何としてでもこれは避けたいところだ。

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