スティーラーズはタグ指定せず、RBベルは市場へ
2019年02月21日(木) 11:47ようやくランニングバック(RB)リビオン・ベルが身軽にフリーエージェント(FA)市場へと飛び込む。
ピッツバーグ・スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)ケビン・コルバートは現地20日(水)、記者に対してベルにはトランジションタグを貼らないことを明かした。
コルバートGMは『ESPN』に「リビオンはいまだ素晴らしいプレーヤーだ。われわれには他のいかなるタグをも使用する余裕がない。リビオンはリーグ新年度の開始と共に非制限フリーエージェント(FA)となる」と述べている。
ベルに対してトランジションタグを指定するというスティーラーズのアイデアは、他チームのオファーシートにマッチさせる可能性を生かすオプションとして議論されてきたものだった。その他にうわさされていたものは、スティーラーズがトレードする際のからくりとしてトランジションタグを利用するという考え方で、そうすることによってなかなか難しかったRBの即座の補償を手にするといったものだった。ベルがFA市場で売れた場合、スティーラーズはドラフト指名権の補償を受け取ることになる。
トランジションタグの利用は見込みの薄い賭けになることが多い。コルバートGMはその賭けが無意味だったことを認めたのだ。
ベルがいよいよ市場に解き放たれることとなった。これはデュアルスレットのRBが昨年に1,450万ドル(約16億円)のフランチャイズタグへのサインを拒否し、シーズンをまるまる放棄してまで望んだゴールだった。
ベルの次なるゴールは、希望額を提示してくれるチームを見つけ出すことだろう。
ベルは『Twitter(ツイッター)』に「やっと自由だ。やっと自由になれた。神様、ありがとう。ついに自由となったんだ」とのコメントを投稿していた。
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