3月が近づく中でジャクソンビル・ジャガーズにとって最大の疑問となっているのがクオーターバック（QB）ポジションの未来だろう。

正QBとしてはブレイク・ボートルスがチームに在籍しているものの、多くの者はジャガーズがボートルスを手放し、デッドマネーの1,650万ドル（約18億2,500万円）を受け入れると予想している。

今のところ、ボートルスはまだリリースされていない。

チャリティイベントに参加中だったジャガーズ副社長のトム・コフリンは『ESPN 690 AM』を通じ、地方ニュース番組『Action News（アクション・ニュース）』のベン・ベッカーからボートルスの将来について尋ねられた際、「ブレイクが現時点ではジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバックだ」と答えていた。

“現時点では”という返答の仕方がカギとなる。

恐らくは今がリーグ新年度が始まる現地3月13日（水）の前だという事実がそのような返答にさせているのであり、その時が来れば“現時点では”という言葉は“もはやそうでない”という言葉に変わるはずだ。

コフリン副社長とジェネラルマネジャー（GM）デイブ・コールドウェルは昨年２月にボートルスと保証額2,650万ドル（約29億円）付きで3年の延長契約を結んだことについて自責の念を感じていることだろう。当時でもその額は驚くべき、そして不必要なものであり、1年たった今はなおさらそう捉えられる。

ジャガーズはその埋没費用がボートルスに見切りをつけるために必要な失われた投資だったと認めなくてはならない。

現在のジャガーズは元スーパーボウルMVPのニック・フォールズの新天地候補としてよく名前が挙げられている。フォールズは今後フリーエージェント（FA）市場に登場する予定であり、ジャガーズの新攻撃コーディネーター（OC）のジョン・デフィリッポとも馴染みのあるQBだ。

長年ヘッドコーチ（HC）を務めた経験のある者にとって、ボートルスにはそれほど魅力がないのではと問われた際のコフリン副社長はその質問を自然にかわす政治的に正しい反応を示していた。チームが今後3週間以内にボートルスを放出する以外の方法を選択した場合、それはそれで相当なショッキングな出来事となるはずだ。

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