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NFL競技委員会がリプレールールの変更を議論へ

2019年02月26日(火) 11:41

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

リーグの競技委員会が現地25日(月)からNFLスカウティングコンバインウィークと年次リーグミーティングを開始した。

ミーティングにおける一番の問題はインスタントリプレーの拡大に関する議論だろう。この問題には先シーズンのプレーオフでニューオリンズ・セインツがロサンゼルス・ラムズに敗戦したゲームが関連している。

25日のミーティング中にすべてが決まることを期待すべきでないのは当然だ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタよれば、ある1人の委員会メンバーは今年中にインスタントリプレーの件について何かがなされるとは考えていないようだ。そのメンバーはセインツの時のようなノンコールのレビューを援護するための充分な声がないと見ているようだ。

バティスタはまた、この委員会メンバーはNFLのオーナー24名がパスインターフェアやラッフィング・ザ・パサーに対するジャッジのリプレーを認める動きに賛同するようには思えないとも述べていたと伝えている。

バティスタは『Twitter(ツイッター)』で「競技委員会の常套句は“故意でない結果”ですが、本当の懸念はノンコールをレビュー可能にした場合、例えば、すべてのタッチダウンランでフラッグが投じられる可能性を許可してしまうところにあります。コーチたちが“ガード(G)を見てくれ。やつがホールディングしている”といった具合にです」と投稿している。

セインツのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンが競技委員会のメンバーであることもこの議論に興味深さを与えている1つの要因だろう。

25日のミーティングは今オフシーズン後半にオーナーに対して提案するルール変更案が主な議題としていた。32名のオーナーのうち3分の2以上の承認を得られれば、ルールの変更案が実際に施行される。

リプレーレビューだけが25日の議題だったわけではない。バティスタは競技委員会がキックオフの際もそうだったように、パントプレーについてもより安全にするための調整を入れることを検討しており、昨年から試行された新たなヘルメット規定が実際に望まれた結果をもたらしたかどうかについても議論する予定だと伝えている。

【S】