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ベンガルズがわずか2年でWRロスに見切り、リリースへ

2019年02月27日(水) 09:31

シンシナティ・ベンガルズのジョン・ロス【Aaron M. Sprecher via AP】

約2年前、NFLスカウティングコンバインの40ヤードダッシュで史上最速となる4.2秒を記録してルーカス・オイル・スタジアムを驚かせたジョン・ロスがシンシナティから姿を消すことになる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地26日(火)、シンシナティ・ベンガルズがワイドレシーバー(WR)ロスをドラフト指名からわずか2年でリリースするようだと情報筋の話を元に報じた。

2017年ドラフト全体9位指名を受けたロスの強みはその40ヤードダッシュでも見せた圧倒的スピードだったが、ルーキーイヤーの大半を故障により欠場し、その年に1度もレシーブを記録することはできなかった。2018年シーズンはいくらか名誉挽回する場面もあったが、結果的には13試合に出場してレシーブ21回、タッチダウン7回、210ヤードを記録するにとどまっていた。

ロスがドラフト指名権や他の選手とトレードになった場合、ベンガルズに残る2019年中の契約をすでに済ませている先発WR はA.J.グリーンとタイラー・ボイドの2人となる。

ロスのマーケットがどうなるかはまだ不明だ。過去にトレードされた選手や今シーズンのトレード締め切りまでに登場する選手の中で、24歳という若きWRはアマリ・クーパーを除いて他にはいなかった。見返りはその選手の価値によって幅が出る。クーパーの場合には1巡目が、ゴールデン・テイトには3巡目、デマリウス・トーマスには4巡目、ジョシュ・ゴードンに対しては5巡目の指名権がその見返りとなった。

ロスは今後2年間にわたってベースサラリー500万ドル(約5億5,000万円)を受け取る予定だ。

【S】