ワイドレシーバー（WR）ジョン・ロスが放出される予定だと報じられた翌日、シンシナティ・ベンガルズは2017年ドラフトで1巡目に指名したロスのリリース報道を否定した。

『Pro Football Weekly（プロフットボール・ウイークリー）』によると、ベンガルズの選手人事部長を務めるデューク・トビンは現地27日（水）、「われわれはジョン・ロスについてまだ議論を行っていない。それはジャーナリズムの“構え、撃て、狙え”の教えから来ているのだろう」と話したという。

情報筋は26日、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートに対してベンガルズがロスを売りに出す予定だと伝えていた。

新ヘッドコーチ（HC）ザック・テイラーはロスがチーム内にいることに対する喜びをこのように表現している。

「ジョンと働けることに興奮している。彼は動き回れるし、彼がいればたくさんのことが可能だ。だから、ジョンにはわれわれと共に明るい未来が待っているはずだし、彼と一緒にいられることにワクワクしている。彼にとってフットボールが大切なものであることも分かっている。ジョンはわれわれが楽しみにしている能力の高さを備えている」

「選手の能力を最大限に生かす方法を探していく。選手が一番得意なものは何かを見つけ、彼らにはそれをするためのベストな役割を与えること。それがオフェンスとディフェンスの両方においてわれわれが一番にすべきこと。ジョンについて聞いたのは彼にとってフットボールが本当に重要なものであるということがすべて。ジョンは覚悟を決めているし、やる気もある。それゆえ、じかに彼と働けることを私は非常に楽しみにしている」

スカウティングコンバインの40ヤードダッシュで史上最速タイムとなる4.22秒というタイムを叩き出したものの、2017年ドラフトで全体９位指名を受けたロスはルーキーイヤーの大半を故障により欠場し、同年シーズンでは1度もレシーブを記録することがなかった。先シーズンはいくらか名誉挽回する場面もあったが、結果的には13試合に出場してレシーブ21回、タッチダウン7回、210ヤードを記録するにとどまっていた。

ロスは今後2年間にわたってベースサラリー500万ドル（約5億5,000万円）を受け取る予定だ。

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