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「OLBヒューストンのトレードは流動的だ」とチーフスGM

2019年03月01日(金) 14:42

カンザスシティ・チーフスのジャスティン・ヒューストン【AP Photo/Ed Zurga】

カンザスシティ・チーフスのジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチはチームがジャスティン・ヒューストンに関するトレードの可能性を模索しているとの報道を完全に否定することはなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地27日(水)、チーフスがオールプロのアウトサイドラインバッカー(OLB)ヒューストンに関するトレードトークを行っていると報じていた。

28日、NFLスカウティングコンバインの開催地にてこの報道に関する質問を受けたヴィーチGMはこのように明かしていた。

「自分自身も当然、そのような報道があることには気づいている。ジャスティン・ヒューストンは偉大な選手だ。われわれが取り組んでいるのはできる限り多くのすばらしい選手をチーム内にキープすること。この時期だということもあるだろうが、私も他のGMの立場と同じ状況にいる。そこには32チームがあり、ここにすべての人事関係者がいる。そして、われわれはみんな同じホテルに泊まっているんだ。だからこそ多くの対話があるのも当然だろう。現時点で、われわれは情報収集の段階におり、どのような可能性があるかを模索している状況だ。ここを離れた後、再び情報を整理し、議論し、その後でこのチームをより良くするためには何が可能であるかを考える」

つまり、その答えは“ノー”ではないということである。

30歳のヒューストンは2019年にベースサラリーとして1,525万ドル(約17億円)を受け取る予定で、チームのサラリーキャップヒットは2,110万ドル(約23億5,000万円)となっている。

2019年のチーフスにヒューストンがいるのかどうかと圧力をかけられたヴィーチGMは次のように答えていた。

「今年も彼は契約下にいるとは言える。もう一度言うことになるが、われわれのプランは彼と一緒にプレーすることであり、ジャスティンがロースターにいるということだ。だが、そこには多くの対話がある。リーグ新年度が開始するまで、今から数週間の間は流動的だ。また、われわれは収集した情報をもとにして、現実と非現実を見極めて動いていく。これが良い問題だと言えるのは彼が偉大な選手だからだ」

ヒューストンはいまだエッジでのプレッシャーをコンスタントにかけられるリーグの中でも優秀なパスラッシャーだ。しかしながら、フランチャイズタグがディー・フォードに貼られるとの予想がある中、ヒューストンの約2,100万ドルという今季のキャップヒットはチーフスにとって好ましいものだろうか。おそらく、その答えは否だろう。

チーフスが残り2年の契約を持つヒューストンの引き取り手を見つけることができるかどうかはまだ分からない。コンバイン開催中のトレードトークは一般的に、見返りとして何も手にできない場合には単純に選手がリリース候補になるという意味合いを持つ。8年間のすばらしいパフォーマンスを見せたヒューストンだが、チーフスのジャージを着た姿はもう見られないかもしれない。

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