ライオンズがWRアメンドーラを1年契約で獲得
2019年03月12日(火) 11:23ジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインとヘッドコーチ(HC)マット・パトリシアがニューイングランド・ペイトリオッツの素材を引き込み続けていることからも、デトロイト・ライオンズとペイトリオッツ間のパイプラインはいまだ健在のようだ。
ライオンズが元ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)ダニー・アメンドーラを1年契約で獲得する。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋を元に、保証された450万ドル(約5億円)のベースサラリーにインセンティブが加わり、最大で575万ドル(約6億4,000万円)の契約になるようだと伝えている。
この動向を最初に伝えたのは『ESPN』だった。
先週金曜日にマイアミ・ドルフィンズがアメンドーラをカットしたことで、ライオンズはリーグの新年度が開始する3月13日を前にしてアメンドーラとの契約を交わすことが可能となっていた。マイアミで600万ドル(約6億7,000万円)のベースサラリーを受け取る予定だった33歳のWRは今、新天地となるデトロイトで同程度の額を受け取る機会を手に入れた。
アメンドーラはドルフィンズと契約を結ぶ昨オフシーズンまでの5シーズンをニューイングランドで過ごした。レギュラーシーズン中には平凡な選手として認識されることの多いアメンドーラだが、パトリシアHCが獲得を望んでいた。ライオンズの指揮官に就任して以降、チーム内の変革が必要だと述べてきたパトリシアHCがアメンドーラのようなベテランを加えるということは、チーム内部の雰囲気を変化させようというHCの思惑がいまだ継続していることを意味する。
スロットでプレー可能な選手を切望していたライオンズが、市場開始を前にそのポジションを埋めることに成功した。オープン市場ではアダム・ハンフリーズやジェイミソン・クラウダーがおよそ1,000万ドル(約11億円)程度の金額を要求すると目される中、ライオンズはわずかな費用でアメンドーラを獲得する道を選択したのだ。
ケニー・ゴラデイやマービン・ジョーンズらの対となるポジション枠はアメンドーラの加入で埋まったものの、これによってチームがWR獲得の動きを完全にストップさせるというわけではないだろう。とりわけ、今ドラフトでのライオンズの動きには注目したいところだ。
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