レイブンズ一筋16年のLBサッグスがカーディナルスへ
2019年03月12日(火) 12:06テレル・サッグスが始まりの地であるアリゾナへと戻る。
ボルティモア・レイブンズで長い期間を過ごしたラインバッカー(LB)がアリゾナ・カーディナルスと契約を交わすようだ。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地の情報筋を元に伝えた動きである。
アリゾナの高校を出た後、アリゾナ州立大学ではオールアメリカンに選出されたサッグスは、NFLに入って以降の16年間をボルティモアで過ごした。37歳となるサッグスが今、すべての始まりの場所へと舞い戻ることとなる。
『NFL.com』によるフリーエージェント(FA)選手ランキングで42位にランクインしていることからも、その年齢にもかかわらず、サッグスがいまだハイレベルでプレー可能だということが窺(うかが)える。2015年シーズンに負ったアキレス腱断裂の大ケガから復帰して以降のサッグスは26回のサックを積み上げ、欠場はわずか1試合にとどまっていた。
サッグスのボルティモアでの一時代が幕を閉じる。レイブンズが2012年にスーパーボウルを制覇した際のディフェンシブスターターとしてチームに唯一残っていたのがサッグスだ。今回のニュースはエリック・ウェドルをカットし、ジョー・フラッコをトレードで放出したレイブンズによる最新の大きな動きでもあった。
サッグスは長く居座ったボルティモアを離れるだけではなく、今や地区チャンピオンのチームを去り、就任1年目のヘッドコーチ(HC)の下、再建中の組織でプレーすることになる。果たして、サッグスは2018年シーズンにリーグ最低の1試合平均154.9ランヤードを許したフロントセブンの1人、ディオン・ブキャノンの上位交換となれるだろうか。
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