先シーズンに1年間の約束でワシントン・レッドスキンズと契約を交わしたランニングバック（RB）のエイドリアン・ピーターソンが、あと数年間はチームにとどまるチャンスを手にした。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地の情報筋を元に伝えたところによると、レッドスキンズはピーターソンと2年800万ドル（約8億9,000万円）で再契約を交わしたようだ。

チームトップとなる1,042ヤードでキャリー251回、タッチダウン7回を記録し、12シーズンのキャリアを通じて自身8度目となる1,000ヤード超えを達成した結果として、ベテランRBのピーターソンはレッドスキンズと再び契約を交わすことになった。

来週中には34歳となるピーターソンはまた、ACL（膝前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂から復帰中である昨年度ドラフト2巡目のデリウス・ガイスの保険となるだろう。ピーターソンが存在していることで、チームはガイスのリハビリを慎重に行わせることが可能となり、ガイスのプロセスは現在順調に進んでいるようだ。

ピーターソンとガイスによる将来的なコンビネーションは、クオーターバック（QB）アレックス・スミスが大ケガで復帰までに1シーズンをまるまる棒に振ることが予想される中、動揺するチームの攻撃陣にとっては大きな助け舟となるだろう。1週間前にケイス・キーナムをトレードで獲得したレッドスキンズは、スミスが離脱中の先発の座を懸けてコルト・マッコイとキーナムを競わせる予定だ。

なお、ピーターソンが現役期間を伸ばすということは、現在すでにリーグ史上8位にランクしているキャリア通算13,318ランヤードをさらに更新するチャンスを得たということでもある。

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