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ベンガルズが在籍7年のベテランLBバーフィクトをリリース

2019年03月19日(火) 09:17


シンシナティ・ベンガルズのボンタゼ・バーフィクト【AP Photo/Frank Victores】

シンシナティ・ベンガルズがボンタゼ・バーフィクトとの契約を打ち切った。

現地18日(月)、ベンガルズはベテランラインバッカー(LB)バーフィクトをリリースしたと発表している。

7シーズンを通じて出場停止処分の多かったバーフィクトがシンシナティでプレーする姿はもう見られないことになる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、チームはバーフィクトを完全にリリースする前にトレードなど別の形で放出する方法も模索していたようだ。

ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは声明の中でこのように述べていた。

「2019年シーズンに向けたロースターを再建するにあたり、チームとボンタゼの両方にとって新たなスタートを切るのがベストではないかと感じた。ボンタゼはここですばらしいプレーヤーだったし、チームはそれに感謝している。ファンもまた、そのことを感謝しているのも知っている。しかしながら、われわれの焦点は未来にあるのだ。目標は次のシーズンに好結果を残すチームを作ることであり、今回の変化を起こすことが全員にとってベストだと感じた」

マービン・ルイスHC時代の象徴とも呼ぶべきバーフィクトは、ベンガルズディフェンスのミドルエリアで相手攻撃陣を打ち砕くような活躍を見せてきた選手だ。結局のところ、チームはバーフィクトが自分の責任を全(まっと)うし、健康な状態でい続けてくれると確信できなかったのだろう。出場停止処分や故障により、バーフィクトは2013年以降1度も11試合以上の試合に出場していない。

2018年シーズンにも4試合の出場停止処分を受けた(シーズン開幕からの出場停止処分は3年連続)後、バーフィクトは臀部(でんぶ)の負傷と脳震とうによって7試合の出場のみとなっていた。これらに加え、フィールド上でのパフォーマンスも明らかにレベルが落ちていたのだ。新政権はバーフィクトの罰金や出場停止処分、パフォーマンスが落ち目であるというマイナス面が、プレーの有益性を考慮しても目に余るものだと判断したようだ。

今年9月には29歳になるバーフィクトの全盛期は過ぎ去ったかもしれないが、そんな元ミドルエリアの用心棒を獲得したいと願う球団からのオファーは届くはずだ。

NFLネットワークのトム・ペリセロによると、バーフィクトのカットによってベンガルズは569万ドル(約6億3,000万円)分のキャップスペースを確保できるとのことだ。

【S】