QBボートルスがラムズと1年契約を締結
2019年03月19日(火) 13:45新たな海岸、そして、新たなカンファレンスへ。
ジャクソンビルを離れたクオーターバック(QB)ブレイク・ボートルスがロサンゼルス・ラムズと1年契約を結んだ。これは現地18日(月)午後にラムズが発表した内容だ。
元ジャクソンビル・ジャガーズの先発QBは今後、先シーズンにチームをスーパーボウルへと導いたQBジャレッド・ゴフのバックアップを務めることとなる。
ボートルスが西海岸を訪れているとのニュースは先週金曜日に『NFL.com』のマイケル・シルバーが伝えており、そこを新天地に選択する決断は想像よりも早かったようだ。18日、シルバーはボートルスとの契約にはデンバー・ブロンコスとボルティモア・レイブンズも興味を示していたようだと報じていた。
前年度にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップにまでたどり着いたジャガーズはその翌シーズンに5勝11敗という悲惨な戦績を残し、今オフシーズン中にボートルスがジャクソンビルを離れるのはやむを得ない結果だと見られていた。フィラデルフィア・イーグルスでスーパーボウルのMVPに輝いたニック・フォールズがジャガーズ入りを決めたことで、ボートルスのリリースは決定的となったのだ。
ジャガーズとボートルスが正式に決別したのは先週の水曜日のことで、2014年ドラフトで全体3位指名を受けたQBは先発として24勝49敗の成績を残して南フロリダの地を去って行った。
一方のラムズにとっては先発経験豊富かつプレーオフにも出場したことのあるバックアップの獲得は歓迎すべきものだった。
ただし、注意が必要なのはゴフの耐久性が抜群であるということだ。2018年シーズンのゴフは全試合に出場し、他の選手がスローしたのは7回のパスのみだった。このうちの4回はパンター(P)のジョニー・ヘッカーが、3回は2番手QBのショーン・マニオンが投じていた。
マニオンがフリーエージェント(FA)となる中でボートルスは今、AFC南地区の劣等生からNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のスーパーボウル出場候補チームにおける経験豊富なバックアップQBへと変貌を遂げている。
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