カーディナルスがオクラホマ大学でQBマレーと対面
2019年03月20日(水) 10:08現地19日(火)、アリゾナ・カーディナルスの一団が今年のドラフト1巡目指名候補であるクオーターバック(QB)カイラー・マレーとわずかな間1対1で対面する機会を得た。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ジェネラルマネジャー(GM)スティーブ・カイムを含むカーディナルスの一団が19日にオクラホマ大学でマレーやその他のもうじき指名されるだろうプロスペクトたちと対面したようだ。
ドラフトプロセスにおいてカーディナルスがオクラホマ大学でマレーと直接話す機会を持ったのは初めてのことだった。先週水曜日に行われたマレーのプロデーに、カーディナルスはハイクラスの役職に就いた代表を送り込んでいなかったのだ。
今回の動きは2019年ドラフトの全体1位指名権を所持するカーディナルスが真っ先にマレーを指名するのではないかとの憶測にさらなる拍車をかけている。
当初、2018年ドラフトの全体10位でジョシュ・ローゼンを指名したカーディナルスは、そのローゼンを今後のフランチャイズQBにするだろうと考えられていた。しかし、マレーが40ヤードダッシュやドリル参加をパスしたNFLスカウティングコンバイン開催中、NFLネットワークのキンバリー・ジョーンズはインディアナポリスにいたスカウトら関係者たちの“ほぼ全員”がマレーは全体1位でアリゾナに向かうだろうと予測していると報じていた。
カーディナルスのヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーは全体1位を使ってチームがどう動くかはまだ決定していないと主張しており、チームがローゼンを切り捨ててマレーを指名する決断を下しているとの報道を「きっぱりと否定する必要があるだろう」とまで述べていた。
今からドラフトデーまでマレーに関するカーディナルスの動きを読もうとする行為は徒労に終わるだろう。それでも、結局は大学に赴いてまで対面していることからも、カーディナルスがマレーに興味を抱いていることがうかがえる。
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