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バッカニアーズHCエリアンス、「DTマッコイは破壊的ではない」

2019年03月27日(水) 12:31

Tampa Bay Buccaneers defensive tackle Gerald McCoy (93) stops Atlanta Falcons wide receiver Mohamed Sanu (12) during the first half of an NFL football game Sunday, Dec. 30, 2018, in Tampa, Fla. (AP Photo/Jason Behnken)

タンパベイ・バッカニアーズの中では時おり、ジェラルド・マッコイの名前がトレード要員、もしくはカット候補として取り上げられている。

ベテランディフェンシブタックル(DT)のマッコイは今後3年間で多額の3,840万ドル(約42億円)を受け取る予定となっているものの、チームがマッコイをリリースしたとしてもそのキャップスペースには何も加算されないだろう。

現地26日(火)、年次リーグミーティングの朝食会でマッコイのステータスに関して問われたヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは2019年シーズン開始時にマッコイがチームのロースターにいるかどうかについて曖昧(あいまい)に回答していた。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によるとエリアンスHCはマッコイについて、「彼を評価するのが先だ。一定年齢に達した選手たちはまた別の話となる。たいていの場合、彼らが一番多くを受け取る年齢と生産性はマッチしていない。われわれはもう少しそこを深く堀り下げる必要がある」と述べていたようだ。

マッコイは2012年シーズン以降、少なくとも5回以上のサックを毎年記録してきた。先シーズンのマッコイは6回のサックを記録したが、タックルは2011年以降で最低の合計28回だった。

エリアンスHCは「ジェラルドは4年前よりも破壊的ではない。彼はまだ良い選手ではあるがね。ここにとどまるとすれば、彼がわれわれのスターティングスリー(テクニック)となる。それは間違いないだろう」と述べ、続けて「彼にもっと破壊的になってほしいかと言えば、もちろんだ。われわれは彼を使うことができる。ジェラルドがここにとどまるとすれば、彼はたくさん起用されることになる。この先の動向次第ということだ」と明かした。

バッカニアーズはすでにフロントセブンのうち2人をフリーエージェント(FA)で失っている。ラインバッカー(LB)のクワン・アレキサンダーはサンフランシスコ・49ersと4年契約を結び、ディフェンシブエンド(DE)のビニー・カリーは古巣のフィラデルフィア・イーグルスと1年契約を交わした。

バッカニアーズがマッコイをトレード、あるいは、カットするのであれば、ジェイソン・ピエール・ポール、ビュー・アレン、ビータ・ベア、そして、カール・ナッシブで形成された先発ディフェンシブライン(DL)で進んでいくことになるだろう。もしチームがプロボウル6度のマッコイを保持するのであれば、守備コーディネーター(DC)トッド・ボウルズによる3-4スキームでDEポジションを担うことになるはずだ。ただし、エリアンスHCはまだ、マッコイがどのようにフィットするかに関しての明確な答えは出していない。

エリアンスHCは最後にこのようにも明かしていた。

「まだパッドをつけた練習をしていないゆえ、その判断はなかなか難しい。ただ、分かるものもある。彼のゲームに対する情熱は分かっている。ジェラルドがまだそれを持っているとしたら、大丈夫ではないかと思う。コーチとして、私は私が手にしている者たちをコーチングするまでだ。そこにいる者たちだけをね」

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