NFLオーナー投票でパスインターフェアなどがリプレー検証可能に
2019年03月27日(水) 12:38NFLのオーナーたちが現地26日(火)夕方、ノンコールを含むオフェンシブプレーやディフェンシブプレーをリプレー検証可能にするルール変更案を承認した。
各チームのヘッドコーチ(HC)は前後半それぞれの開始から28分以内にコールに対するチャレンジが可能となる。前後半が残り2分となった場合、それらのコールはブースレビューだけを受けることになる。
このルール変更は2019年シーズンだけに適用予定だ。
26日、アリゾナ州フェニックスで開催中の年次リーグミーティングでオーナーらは投票を行い、31対1の票数差でこのルール変更案が承認された。現地の情報筋を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたところによれば、シンシナティ・ベンガルズのみがパスインターフェアのリプレー検証に反対票を投じたとのことだ。
コーチ陣の持つチャレンジ回数が2回というルールに変更はない。
この動きはニューオーリンズ・セインツのショーン・ペイトンHCが、競技委員会がルールの修正案を承認したと述べた翌日の出来事であった。
パスインターフェアに関するノンコールを含むプレーの検証を可能にするか否かの問題は今年1月のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで第4クオーターのサードダウンプレーにロサンゼルス・ラムズのコーナーバック(CB)ニッケル・ロビー・コールマンがセインツのワイドレシーバー(WR)トミーリー・ルイスにヒットした直後から球界全体で議論されてきた。結果として、このゲームではラムズが勝利を収め、スーパーボウルの舞台へと駒を進めていた。
この試合結果を受け、セインツのファンやコーチ陣、関係者などは激昂し、オーナーのゲイル・ベンソンは怒りをあらわにした声明を発表していた。
NFLネットワークのイアン・ラポポートによると、今回の動向を受けたベンソンオーナーは「これが私の望んでいた結果です。だからこそ声明を出しました。(NFCタイトル戦でのノンコールは)二度と起きないでしょう」とのコメントを残していたようだ。
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