ラムズDTスーが新天地探しを開始か
2019年03月28日(木) 10:44ディフェンシブタックル(DT)エンダマカン・スーはすぐにでも新たなフリーエージェント(FA)ツアーを開始するようだ。
ロサンゼルス・ラムズのジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードが現地26日(火)、年次リーグミーティングが開催されているアリゾナ州フェニックスで、スーとの再契約は「想定からはほぼ外れていると言ってもいい」と述べていたと『ESPN』のリンジー・サーリーが伝えたている。
スニードGMはさらに、「われわれの今季予算の制限に基づけば、彼の要望には答えられないかもしれない」とも明かしていたようだ。
『NFL.com』が選出するFA選手トップ101のリストで12位にランクインしていたスーは先シーズンもラムズと1年1,400万ドル(約15億5,000万円)の契約を交わす前にFA市場を見回っていた。
ベテランDTは高額な契約を希望しているようだが、FA市場解禁からの1週間を通じてラムズはセーフティ(S)エリック・ウェドルやラインバッカー(LB)クレイ・マシューズ、クオーターバック(QB)ブレイク・ボートルス、アウトサイドラインバッカー(OLB)ダンテ・ファウラーといった選手との契約で慌ただしく過ごしていた。
これらの動きによって、27日朝時点でのラムズのキャップスペースには450万ドル(約5億円)のスペースしか残っていなかった。
26日にヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイがチームはコーナーバック(CB)マーカス・ピータースとの契約延長を“絶対的に”必要としていると言ったことを考慮すれば、その数字がチームの選択肢に柔軟性を与えていないことが分かるはずだ。ピータースは2019年に契約最終年を迎えており、ベースサラリーは900万ドル(約10億円)となっている。
その一方、ラムズがもしスーをチームに引き留めたいと願うのであれば、他の契約を改定することでうまくキャップをやりくりし、両サイドが納得する取引をすることも可能だろう。
しかしながら、現時点でのスーは去年同様、オープン市場でラムズを選択する前に多くの注目を集めているようだ。
32歳のスーは9年のキャリアを通じてオールプロに3度選出され、先シーズンはラムズで16試合すべてに出場していた。ポストシーズンにも登場したスーはいまだハイレベルなプレーができることを証明し、ラムズのスーパーボウル進出に大きく貢献している。
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