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ペイトリオッツDCシアーノが突然の辞職

2019年03月29日(金) 09:39


ニューイングランド・ペイトリオッツのチアリーダー【AP Photo/Eric Gay】

グレッグ・シアーノが長期間フォックスボロに滞在することはなかった。

現地28日(木)午後、シアーノは唐突にニューイングランド・ペイトリオッツの守備コーディネーター(DC)を辞職することを発表した。

チームによってリリースされた声明の中で、シアーノはこのように語っている。

「クラフト氏とベリチックコーチに対し、ペイトリオッツでの自分の役職を降ろさせてもらいたいと伝えた。なにかしらの出来事があっての結果というわけでなく、むしろ私自身の信仰と、家族にもっと時間を割きたいという気持ちに気づいたというのが理由だ。現在から数年を振り返り、違うことをやっていれば良かったなどとは思いたくなかった。そのため、私はゲームを離れ、自分のことを優先させようと思っている」

ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは「私はシアーノコーチを心から尊敬しており、ここのスタッフやチームに貢献してくれたことをありがたく思っている。彼はわれわれが最後までサポートしたい友人の1人だ」と述べていた。

シアーノは今年2月にブライアン・フローレスの代わりとしてペイトリオッツのコーチングスタッフとなった。先シーズンはペイトリオッツでディフェンシブプレーコーラーを務めていたフローレスは、今年からマイアミ・ドルフィンズのHCに就任している。

ラトガース大学とタンパベイ・バッカニアーズでHCを務めた経験も持つスシアーノは過去3年間をアーバン・マイヤーHCの下、オハイオ州立大学でアシスタントHCとDCとして働いていた。

今回の動きはペイトリオッツが元ラインバッカー(LB)のジェロッド・メヨを守備コーチとして雇用した翌日の出来事だった。プレスリリースによると、メヨはスシアーノの“下で”働く予定だったようだ。ペイトリオッツはまた、先日にアシスタントコーチ兼LBコーチとしてラトガース大学とバッカニアーズ時代にスシアーノの部下だったボブ・フレイザーも雇用していた。

現在、チームの公式サイトに唯一記載されている守備コーチはセーフティ(S)コーチを務めるビルの息子、スティーブ・ベリチックだけとなっている。

【S】