ライオンズGM、「1巡目のトレードダウンも考慮している」
2019年04月04日(木) 11:13デトロイト・ライオンズのジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインは2019年ドラフトの1巡目の早い段階で好みのプレーヤーが複数出てくるだろうと明かしている。
ライオンズは全体8位の指名権を持っており、チームの一員としてすぐさま活躍できるプレーヤーを手に入れることも可能だ。
しかしながら、GMは公(おおやけ)に全体8位の指名権をトレードダウンする可能性も示唆し、より多くの指名権を獲得するという視点があるとも述べている。
ポッドキャスト『RapSheet and Friends(ラップシート・アンド・フレンズ)』の中でクインGMは「それはすぐさまロースターを構築するにはベストの方法だ。現時点で、全体8位の指名権に関して言えば、そのポジションで獲得したいと思う選手は多数いる」と語り、続けて「ドラフト指名はいつだって大好きさ。だから、何人分か後ろにスポットを下げてもう1つの指名権を手に入れられたとしても、1巡目の後半から3巡目にかけてはまだ優秀な選手がたくさん残っていると思う。何個かスポットを下げられるなら、すばらしい選手に加えてもう1つの指名権を獲得可能となる。そうなればこの上なく良いだろう。今もたくさんの人がこの話を聞いているはずだね。私はどんなビジネスにもオープンだよ」と述べていた。
現在のライオンズは2019年ドラフトにおける指名権を9つ持っており、ロースターの中に若き才能を取り込める可能性は充分にある。
それでも、ニューイングランド・ペイトリオッツ時代にヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックが3日間のドラフト期間に芸術的な手腕で複数の指名権を獲得する様子を見てきたこともあり、クインGMにとってさらなる指名権の追加は常に意識している手法のようだ。
ライオンズはフリーエージェント(FA)市場でパスラッシャー陣にトレイ・フラワーズ、タイトエンド(TE)陣にはジェシー・ジェームズ、ローガン・トーマスを加えて補強を行ってきた。それに加えてワイドレシーバー(WR)陣にもFAでダニー・アメンドーラやトミーリー・ルイスを獲得したライオンズだったが、おそらくはドラフトを通じてそのポジションの活性化を狙っているのだろう。
当然ながらより多くの指名権にはより多くの選択肢があり、自身の戦略のままいくとすれば、クインGMは選択の幅を増やすためにドラフトの上位指名権を少し繰り下げることも厭(いと)わないはずだ。
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