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「より積極的にWRの指名を行う必要がある」とレイブンズGM

2019年04月04日(木) 11:51


ボルティモア・レイブンズとクリーブランド・ブラウンズ【AP Photo/Ron Schwane】

ボルティモア・レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)に就任後、初めて代表を務めるドラフトを前にして、エリック・デコスタはチームがワイドレシーバー(WR)ポジションにもっと積極的な動きをとる必要があるとの見解を示した。

チームの公式サイトを通じ、デコスタGMは「われわれが取り組むべき重大な課題の1つは、打席に立って積極的にバットを振ることだ。2、3回しかない打席で4割を超えろというのは難しいことかもしれないが、われわれには多くのチャンスがあるわけだ。われわれの好みの選手を見つけ出す必要があるし、プレーメイクが可能な優れた選手を正しく認識する必要がある」と述べていた。

2008年以降、レイブンズが上位3巡以内でWRを指名したのはわずか2回、ブレシャド・ペリマン(2015年、1巡目)とトレイ・スミス(2011年、2巡目)の2人のみだ。チーム史を通じて見ると、トラビス・テイラー(2000年)、マーク・クレイトン(2005年)、ペリマンの3人にドラフト1巡目指名権を使用してきた。

過去10年間を通じてレイブンズは昨年の4巡目と5巡目に指名したジャリール・スコットとジョーダン・ラスリーを含め、11人のWRを指名してきているが、ペリマンがボルティモアの地で大失敗したことは有名だ。

それでも、ゲームチェンジャーとしてのWRを探し出す際にハズレを引きがちだという過去の歴史がデコスタの意思を変えることはないはずだ。

今オフシーズンを通じ、レイブンズWR陣の状況には疑念が生じていた。現時点ではウイリー・スニードがWRのナンバー1スポットに位置しているが、控えめに言っても彼がチームの中で最も優れたWRだと考える者はほとんどいないはずだ。現在、レイブンズのWR陣にはクリス・ムーアやラスリー、スコット、そして、元ドラフト外からのクインシー・アデボイェージョが在籍している。

レイブンズの伝説的GMオジー・ニューサムの後を引き継いだデコスタが、今年のドラフト上位でWR獲得に挑む可能性は高そうだ。

デコスタはこのようにも述べている。

「レシーバーたちは皆、大きさも違えば高さも違う。デカく、頑丈なタイプもいれば、素早さやルートランのうまさを売りにするタイプもいるはず。他にも、キャッチング技術が優れている者もいるだろう。たとえば、他の選手が3、4回落とす中で6、7回のタッチダウンキャッチを決めてくれるようなね。最終的にはこのチームにフィットする選手を見つけ出せるかどうかという話になる。わがレイブンズの勝利に貢献できる選手かどうかというところだ」

レイブンズのシステムにはまる選手を見つけ出すこと、つまり、おそらくは優秀なランブロッカーかつパスキャッチャーであることがデコスタGMにとってキーポイントとなるのだろう。1巡目なのか、あるいは、中位なのか、いつその“打席”に立つのかどうかは不明だが、レイブンズが今回のドラフトで1人かそれ以上のWRを指名する可能性はかなり高そうだ。

【S】