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カーディナルスがDEニック・ボサ、DTクインネン・ウィリアムスと面談

2019年04月05日(金) 10:55


アリゾナ・カーディナルスの本拠地ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム【Gene Lower via AP】

アリゾナ・カーディナルスがドラフトのプロスペクトに対してでき得るかぎりの行動を取り続けている。

現地4日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地の情報筋の話を元に、カーディナルスがディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサとディフェンシブタックル(DT)クインネン・ウィリアムスをチームに招待したようだと報じた。

NFLの周囲ではカーディナルスがハイズマントロフィーを受賞したクオーターバック(QB)カイラー・マレーを指名するのではないかとの憶測が飛び交ってはいるが、チームはその他の有望なプロスペクトともミーティングを重ね、できる範囲での努力を行っている。

オハイオ州立大学出身のボサはトップ選手との評価を多く得ており、NFLネットワークのドラフト解説者、ダニエル・ジェレマイアによるトップ50プロスペクトのリストでナンバー1にランクインしている。その一方で、動きにキレのある大柄なウィリアムスはジェレマイアのリストで2位にランクインしており、2019年ドラフトではトップのインテリアラインマンとも評されている。

ボサやウィリアムスであれば、先シーズンにひどくやられたカーディナルス守備陣の弱みをすぐさま改善してくれる可能性は高い。

カーディナルスは3週間後に迫るドラフトを前に情報をもらすまいと慎重な動きを見せている。フットボール界はマレーが全体1位になると予想しているものの、カーディナルスが残るプロスペクトのオプションにも良いカードがたくさんあると知りつつ、トレードで全体1位指名を譲渡、あるいは、ジョシュ・ローゼンにとどまるのも悪くはない選択になると言えよう。

この時期はプロスペクトに関するさまざまな情報が錯綜(さくそう)するタイミングである。NFLネットワークのトム・ペリセロは、ボサが今後2週間で全体6位までの指名権を持つ全チームを訪問し終えるようだと伝えている。ボサはすでにサンフランシスコ・49ersとニューヨーク・ジャイアンツとの面談を終えている。また、ウィリアムスに関してはすでに49ersとオークランド・レイダースのもとを訪れている。

ボサとウィリアムスは全体5位以内で指名可能なリストから姿を消すと目されている。ドラフトは今月25日(木)20時(ET/東部標準時間)から開始予定だ。

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