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イーグルスQBウェンツ、「背中の完治にはあともう少しかかる」

2019年04月16日(火) 12:11

フィラデルフィア・イーグルスのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Mary Schwalm】

フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツは故障のために2シーズン連続でプレーオフゲーム期間をサイドライン上で過ごし、プレーでチームに貢献することはできなかった。

ニック・フォールズがジャクソンビル・ジャガーズへと移籍したことでウェンツのバックアップは手薄となり、2019年のイーグルスの運命はウェンツの体の状態と共にあると言える部分がある。

現地15日(月)にイーグルスがオフシーズンプログラムを開始する中、ウェンツは2018年シーズンを途中で終了させた背中の故障から順調に回復し、ランニングやスローイングを行っていると明かした。26歳のQBはまだ“週単位”での経過観察が必要だとし、来月21日のOTA(チーム合同練習)までに準備が整うことを願っているようだ。

ウェンツは「そうだね、それが今の目標さ。実際にタイムテーブルはないんだけどね。焦ることはない。ただ、これまでの進捗には良い感覚を覚えているよ」と述べていた。

ウェンツは先シーズンのレギュラーシーズン最後の3試合とプレーオフゲームを背骨の疲労骨折のために欠場していた。

背中は完全に治癒したのかと問われたウェンツは「まだもう少しといったところだ。もうちょっとだと思う」と語り、続けて「こういうものには時間がかかったりもするが、主な懸念はそこじゃない。自分がどう感じるかだ。現状、自分的にはそこそこ満足している」と明かしていた。

ウェンツのルーキーイヤーはプレーシーズン中にあばらを負傷した影響で不安定なスタートを見せたが、2016年シーズンに1試合も欠場することはなかった。翌年のシーズンではMVPも狙えるとされたシーズン途中にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、イーグルスがスーパーボウルを制した際はサイドライン上にいた。そして、先シーズンは背中を故障するなどと、ウェンツの身体には災難が続いている。

ウェンツは15日、周囲が自身の耐久性について疑問を抱いていることへも理解を示した上で、将来的に心配する必要はないともコメントしている。

「分かる。それはね。そういう疑念は払しょくしたいものだ。このリーグにおいては仕方のないことさ。体で戦うリーグだし、起きてしまうのは仕方のないこと。ただ、それは自分にはコントロールのできないものだし、その疑念がなくなっていくことを楽しみにしているよ」

体の状態が良いウェンツであればNFLでもトップクラスのQBになれることは証明してきた。リハビリルームを完全に脱出したとウェンツが宣言するのはおそらく、OTA開始の前後あたりになるかと思われる。

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