シーホークスDEクラークに複数球団が興味関心か
2019年04月23日(火) 12:382019年NFLドラフト開始まで残り3日となる中、トレードに関するうわさ話がヒートアップしている。
現地25日(木)のドラフト1巡目指名を前にトレードがうわさされているビッグネームはシアトル・シーホークスでフランチャイズタグが指定されているディフェンシブエンド(DE)のフランク・クラークだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは22日、“Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)”の中で、シーホークスはクラークに関してインディアナポリス・コルツ、カンザスシティ・チーフス、ニューヨーク・ジェッツを含む複数球団と話し合いを行っていることを明かした。
今週序盤にクラークのトレードが成立し、ドラフト市場に影響を与える可能性はあるだろう。シーホークスがクラークの見返りとして1巡目の指名権を求めていることは先の報道にもあった。
シーホークスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・シュナイダーは先週、メディアに対してクラークに関するトレードの提案は喜んで聞き入れるだろうとはっきり述べていた。
シュナイダーGMは「われわれは常にナショナル・フットボール・リーグ界の中でどのような事象が起きているかを把握しようと努めている。そうしなければ自分たちの仕事をまっとうしていないことになる。われわれはいかなる現実からも目を逸らすことはできない。ただ、わがチームがフランクを愛しているのは確かだ。だからこそ、われわれは彼にフランチャイズタグを指定したのだ」と話している。
22日、シュナイダーGMは記者に対し、クラーク、オールプロのラインバッカー(LB)ボビー・ワグナー、4年目のディフェンシブタックル(DT)ジェイラン・リードらを長期間キープすることを「可能性はあるが難しいことだ」とも述べていた。
フランチャイズタグが指定されたクラークは2019年に1,700万ドル(約19億円)を受け取ることとなっている。25歳のパスラッシャーを獲得しようとする他球団はそのクラークに対し、今オフシーズン中にデトロイト・ライオンズがトレイ・フラワーズに提示した9,000万ドル(約100億円)級の大型契約を提示する必要があるかもしれない。
才能あるパスラッシャーであるクラークは先シーズンにキャリアハイとなるサック13回を記録していた。しかしながら、カレッジ時代に由来する家庭内暴力問題はドラフト上位指名権の放出に加え、大金を支払う可能性のある球団の中で議題となり得るだろう。
シュナイダーGMはより多くの指名権を保持する希望を公然と述べてきた。現時点で、シーホークスにあるのは4つの指名権のみだ。クラークを放出することによってディフェンスに開く穴は相当大きなものとなるだろうが、シュナイダーGMにとって一番脂ののったトレード要員であることは間違いない。他球団が最上位のドラフト指名権を提示してきた場合GMは喜んで動くだろう。
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