現地29日（月）、フィラデルフィア・イーグルスがクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツに対する5年目オプションを行使した。

これにより、ウェンツは2019年に850万ドル（約9億5,000万円）、新人契約の最終年となる5年目の2020年には2,000万ドル（約22億3,000万円）を受け取ることとなる。

ウェンツはイーグルスの先発QBとして4年目のシーズンを迎えている。2016年ドラフトの全体2位で指名されて以降、ウェンツは10,152ヤード、タッチダウン70回、インターセプト28回で23勝をマークしてきた。2017年のウェンツはリーグMVPを狙えるパフォーマンスを披露していたものの、膝の故障でシーズン絶望となり、チームがスーパーボウルに進出する姿をサイドライン上で見つめていた。

イーグルスがウェンツのオプションを行使する動きに疑念を抱く者はいなかったはずだ。とりわけ、チームはすでに第52回スーパーボウルのMVPであるニック・フォールズをフリーエージェント（FA）で放出しているのだ。

現在残っている問題はウェンツがいつイーグスと契約延長を行うのかという点だろう。1ヶ月前の次点でウェンツとチームの交渉は“ほとんど発展していない”状態だと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは報じていた。ウェンツの故障歴を考慮すると、OTA（チーム合同練習）には間に合うものの腰の故障から復帰途中である彼と今すぐに取引を行うのは合理的でないはずだ。

とは言え、ウェンツがあと2年以上は支配下にあることからも、今となってはその契約延長自体ではなく、それがどのタイミングになるかだけが問題となっている。

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