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レイダースのRBクロウェルがアキレス腱断裂、早くも今季絶望の可能性

2019年05月02日(木) 10:59

アイザイア・クロウェル【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

まだチームで1度もプレーしたことはないものの、2019年ドラフト1巡目指名のランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスはオークランド・レイダースで大量の仕事が降って来る可能性を感じているだろう。

ベテランRBアイザイア・クロウェルは、突然襲った不運によってレイダースのバックフィールドのデプスチャートから離脱することとなった。

現地4月30日(火)、チームのワークアウト中にクロウェルはアキレス腱を断裂し、今シーズンが早くも絶望的な状態となったようだ。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えた内容で、クロウェルは来週にも手術を受ける予定だ。

このニュースを最初に伝えたのは『ESPN』だった。

ニューヨーク・ジェッツ時代のふがいなさを払拭(ふっしょく)し、キャリアを再生しようとレイダースと1年契約を結んだばかりのクロウェルにとっては悲劇的な出来事となった。26歳のRBは先シーズンに143回のキャリーで685ヤード、タッチダウン6回を記録している。

クロウェルの負傷によってジェイコブスの肩にはより多くのプレッシャーがのしかかることになりそうだ。ジェネラルマネジャー(GM)マイク・メイヨックとヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンが2019年ドラフトの全体24位で選んだこともあり、新人RBには今後、チームの中心的RBとしての役割が与えられることが予想される。クロウェルにはアーリーダウンでのキャリーが時おり任されると予想されていたものの、そのプランは完全に白紙となってしまったようだ。

NFLネットワークのガラフォロとスティーブ・ワイチによると、レイダースはクロウェルの離脱を補うためにRBダグ・マーティンと再契約を結んだとのことだ。

先シーズンのマーティンはグルーデンHCをいら立たせたファンブルの問題を抱えていたものの、再契約に足る充分な成績を収めていた。マーショーン・リンチが負傷離脱した後、アーリーダウンでの役割を担ったマーティンはシーズン終了までにわずか172回のキャリーで723ヤード、タッチダウン4回を記録し、2試合連続となる100ヤード超えを記録するパフォーマンスを披露していた。マーティンの1キャリー平均4.2ヤードという数字はタンパベイ・バッカニアーズ時代の平均2.9ヤードよりもはるかに良い数字だった。

マーティンはチームが良く知るアーリーダウンのオプションとしてジェイコブスと交替しながらトレーニングキャンプを過ごすことになりそうだ。マーティンの復帰にあたってレイダースに残る問題は、ジェイコブスが去年マーティンの使用していた背番号28をつけていることくらいだろう。

1日の時点でジェイコブスには圧倒的な仕事量が降りかかると見込まれている。レイダースにはジェイレン・リチャードとディアンドレ・ワシントンが登録されているものの、2人はともにパスゲームで力を発揮するRBだ。現在、ジェイコブスとマーティンに次ぐアーリーダウンでのオプションとしてはクリス・ウォーレン三世の名前が挙げられている。

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