RBチャールズがチーフスと1日契約を結んで正式に引退
2019年05月02日(木) 12:41プロとして11シーズンを過ごしたランニングバック(RB)のジャマール・チャールズが正式に現役生活からの引退を表明した。
現地1日(水)、カンザスシティ・チーフスはチャールズと1日契約を結んだことを発表している。
32歳のチャールズは2008年にテキサス大学を卒業した後にチーフスから3巡目指名を受けてプロ入りを果たした。チーフスで2008年から2016年までの9シーズンを過ごしたチャールズは1,000ヤード超えのシーズン5度を含む合計7,260ヤードを記録してチームのリーディングラッシャーとなっている。
2017年にはデンバー・ブロンコスでプレーし、先シーズンはジャクソンビル・ジャガーズで2試合に出場したものの、チーフス時代と比較すると生産性は極端に落ち込んでいた。
健康体だった全盛期のチャールズは、ラッシャー兼レシーバーとしてリーグトップクラスの武器だった。2010年と2013年にオールプロに選出されたチャールズはまた、2010年と2012年から2014年にかけて連続でプロボウルにも選ばれている。
しかしながら、2015年にアキレス腱を断裂し、爆発力を失ったように思われたチャールズはチーフスでの最後の2年間を通じて22試合を欠場し、フィールド上に登場すること自体がなかなか難しくもなっていた。
キャリアを通じ、チャールズは119試合に出場(先発は69試合)して1,407回のアテンプトで合計7,563ヤード、タッチダウン44回、1キャリー平均5.4ヤードを記録した一方、レシーブでも310回のキャッチで2,593ヤード、タッチダウン20回をマークしている。
チーフスのリング・オブ・オナーに選ばれることはほぼ間違いないだろうが、数年後に有資格者となった際にプロフットボール殿堂に入るかどうかについては議論の余地がありそうだ。
チャールズは『Instagram(インスタグラム)』を通じてメッセージを伝えている。
「この心から大好きなスポーツを25年間プレーし、NFLでは11年を過ごした後、自分は今日をもって正式に引退する。このハイレベルな場所でプレーする機会を与えてくださった神に感謝しているし、ここに至るまでに自分の成長を促してくれたすべての友人や家族に対しても感謝している。とりわけ、テキサス州ポートアーサー出身の自分に賭けてくれたメモリアル・ハイスクール、テキサス大学、そして、カンザスシティ・チーフスには深く感謝したい。もちろん、全チームメイト、コーチ、メンターの方たちにもだ。彼らの存在なしに、自分ひとりでここまで来られたはずがない。そして、自分の愛する美しい妻のホイットニーと子供たちにも、どんな時でもサポートしてくれたことを感謝している。それは簡単なことではなかったと思うからね(笑)。これまでに自分と会って勇気をもらったという子供たちには、思っている以上にこちらが君たちから勇気をもらったのだと知っていてほしい。君たちが自分に前へと進む力を与えてくれたのだということをだ。大事なことを最後に1つ、チーフスキングダムよ、君たちは世界最高のファンベースだ!! あなた方には一生の恩義がある。ずっと大好きさ、J・チャールズ #25」
チーフスは『Twitter(ツイッター)』でチャールズが元チームメイトたちと最後にプレーする姿を投稿している。
The final handoff.@PatrickMahomes 🏈 @jcharles25 pic.twitter.com/ahy1MpCKa9
— Kansas City Chiefs (@Chiefs) 2019年5月1日
「ザ・ファイナル・ハンドオフ @PatrickMahomes @jcharles25」
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