パッカーズ、背番号52の新人DLゲイリーが肩に保護装具を着けてキャンプデビュー
2019年05月06日(月) 10:24グリーンベイ・パッカーズが2019年ドラフトで1巡目全体12位に指名したパスラッシャーのラシャン・ゲイリーはチームとの契約にサインした当日にチーム練習でのデビューも果たした。
現地3日(金)、新人のミニキャンプに初めて参加したディフェンシブライン(DL)のゲイリーに関しては彼が身に着けていたものに関するひと騒ぎがあった。最も周囲がざわついたのは右肩の保護装具と背番号52番のジャージだ。
ゲイリーの肩については今後も懸念すべき事項になり得るとの報告が前々からなされていた。彼は同箇所の負傷によってミシガン大学での最終年に9試合しか出場できていなかったのだ。その時からゲイリーは肩に保護装具を身に着けており、プロでの初練習時にもそれを装着したようだ。
『ESPN.com』によると、ゲイリーは「ミシガン大学時代に負傷した時にはその装具を着けて復帰したんだ。これを着けていても違和感はないよ。トレーナーたちと話し合って装着することに決めた。これでプレーしても何の問題もないんだ。だからね、自分はノリノリなんだよ」と明かしていたとのこと。
ドラフトプロセス中でもそうだったが、今後のゲイリーに関する1つの大きな疑問は彼の生産性だろう。ゲイリーのポテンシャルの高さや並外れたパワーが決してスタッツに反映されたことはなかった。彼がウルバリンズ(ミシガン大)で記録したキャリアハイのサック数は2年時の5.5回である。
また、ゲイリーがこの日身に着けた背番号は52番だった。これはクレイ・マシューズが以前まで使用していたものである。今オフシーズン中にロサンゼルス・ラムズと契約したマシューズは10シーズンにわたって平均8.3回のサックを記録し、パッカーズでは4シーズン連続の2桁サックを記録した名選手だ。
パッカーズが以前、ゲイリーがその背番号を着けると明かした際にマシューズは『Twitter(ツイッター)』で即座の反応を示していた。
「ラシャン・ゲイリーはグリーン&ゴールドがすごく似合うね!#GoPackGo」
「まだ熱も冷めきっていないのに(笑)」
😑😑😑 The body’s not even cold yet lol
— Clay Matthews III (@ClayMatthews52) April 29, 2019
マシューズはこの動きについて異議を唱えたのかもしれないが、ゲイリーは長年活躍したパスラッシャーの系譜をたどることを誇りに感じているようでもある。
ゲイリーは「クレイ・マシューズは自分が昔からよく見ていた選手さ。自分はもっと体の大きいタイプだが、それでも、クレイがかつて見せていたパフォーマンスや彼の試合に対する情熱は大好きだった。その番号が空いていると聞いた時は迷わずに取りにいったね」と明かしていた。
ゲイリーがパッカーズの次なる偉大なパスラッシャーとなれるかどうかはまだ判断不可能であり、彼の肩に関する問題も同じくらいに不透明であるが、いずれにしても、3日はグリーンベイにおける新たな52番にとっての記念すべきデビュー日となった。
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