GM兼任のジェッツHCゲイズが早速始動、LBリーをチーフスに放出
2019年05月16日(木) 14:01唐突にニューヨーク・ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)を兼任することとなったヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズが早速始動した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地15日(水)の晩、ジェッツがインサイドラインバッカー(ILB)のダロン・リーをカンザスシティ・チーフスへと放出し、その見返りとして2020年のドラフト6巡目指名権を手に入れたと報じた。
マイク・マッカグナンがジェネラルマネジャー(GM)職を突然解かれ、臨時でゲイズHCがGMを兼任することになるという目まぐるしい1日の終わりに、リーに関するジェッツからの新たなニュースが飛び込んできたのだ。
ジェッツが2016年ドラフトの1巡目で指名(全体20位)したリーだったが、パッとしない3シーズンをニューヨークで過ごしてきた。
ジェッツでの3シーズンを通じてリーは40試合に出場(36試合に先発)し、238回のタックル(1シーズン平均79.3回)を記録している。
2018年シーズンにはリーグの薬物使用規定に違反して4試合の出場停止処分を受けていたリーが、今オフシーズンを通じて多くの選手が去って行ったディフェンスの再構築を目指すチーフスで新たなスタートを切ることとなる。
今回の動きはまた、フリーエージェント(FA)でLBのC.J.モズリーとランニングバック(RB)リビオン・ベルを獲得する流れやその契約額に関し、ゲイズHCとマッカグナン元GMの間には意見の不一致があったと報じられている上でも興味深いものとなっている。
現在24歳のリーは2019年に180万ドル(約2億円)を受け取ることとなっており、チーフスはそんな元ドラフト1巡目のタレントをドラフト6巡目指名権と引き換えに獲得したことになる。
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