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ファルコンズのGM補佐ピオリが辞任を表明

2019年05月17日(金) 12:12


アトランタ・ファルコンズのチアリーダー【AP Photo/John Bazemore】

現地16日(木)、アトランタ・ファルコンズのフロントオフィスに変革が訪れた。

チームは5シーズンにわたってファルコンズのジェネラルマネジャー(GM)補佐を務めたスコット・ピオリの辞任を発表している。

GMのトーマス・ディミトロフは声明の中でこのように述べた。

「われわれは今日に至るまでのスコット、ダラス(ピオリの妻)、そして、彼の家族が下した決断を理解し、尊重している。彼らには今後の健闘を強く願っている。過去5年間にかけ、スコットは価値あるものを私にだけでなく、このファルコンズオーガニゼーションに対しても提供してくれた。彼は真なる友人であり、この組織からいなくなることを想うと非常に寂しい思いだ。われわれはチーム内部の構造を評価し、新たな歩みで前に進んでいきたい」

チームはピオリの辞任は次なるチャンスを求めるためだと明かしている。

カンザスシティ・チーフスのGMを4シーズン務めた後、2014年にファルコンズのディミトロフGMの下に就いたピオリは2015年にプロ兼カレッジのスカウティングの責任を負う重要な役割を担った。この時期のファルコンズは、ディミトロフGMを固定したままフロントオフィスを再構築し、慌ただしい時を過ごしていた。ファルコンズはこの改革の後から良い流れに乗りだしたのだ。

ピオリは声明の中で次のように語った。

「昨年からトーマスと真剣に話し合い、悩んだ末、私は他での機会を求めるためにアトランタ・ファルコンズのジェネラルマネジャー補佐というポジションを辞任する決断を下した。アーサー(オーナー)とトーマスの両者には私の家族と私自身を2014年からこの場所に連れてきてくれたことを心から感謝している」

「5年前にこのポジションを受諾した時、われわれはみんな2、3年の関係性になるだろうと思っていたのではないだろうか。トーマスと密に関わりながら、人事の構築やそのプロセスや判断を経験した。そのコンセプトが大好きだった。価値あるものを残せたという自信もある。私はここでの難しい課題を楽しむこともできた」

「今となってはファルコンズで5年も過ごした。ちょっとした変化を求めたい。フラワリーブランチにいる同僚のみんなにも感謝だ。この組織の一員になれたことは本当に光栄なことだったし、このフットボールチーム、そして、ファルコンズファミリーの一員になれたことを心から感謝している」

ピオリは2009年にチーフスのGMに就任する前までの8シーズンをニューイングランド・ペイトリオッツで過ごしていた。また、1997年から2000年にかけてはニューヨーク・ジェッツにも所属している。15日にマイク・マッカグナンGMが突然解任されたことで現在ジェッツのGM職に空きが出ているのは果たして偶然だろうか。

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