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レッドスキンズLBフォースターが練習中にACL断裂、シーズン終了も?

2019年05月21日(火) 10:29

ワシントン・レッドスキンズのルービン・フォースター【AP Photo/Patrick Semansky】

ワシントン・レッドスキンズのラインバッカー(LB)ルービン・フォースターの2019年シーズンが危機的状況だ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地21日(月)に報じた内容によれば、フォースターは練習中に左膝のACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したと見られており、それに付随した別の負傷もあるようだ。

ラポポートはまた、このフォースターの故障は“深刻かつ重大な”ものと伝えている。フォースターは今後、専門家による詳細な検査を受けるとのことだ。

練習フィールドにいた複数の記者によると、フォースターはOTA(チーム合同練習)の初日、練習中に地面に押し倒されて左足を故障したとのこと。固定具を装着してカートでその場を去るまで、トレーナーたちやヘッドコーチ(HC)ジェイ・グルーデン、ジェネラルマネジャー(GM)ブルース・アレンらがフォースターの状態を確認していたという。

グルーデンHCは21日、記者に対してフォースターはこれからMRI検査を受けに行くと明かしていた。

先シーズン、サンフランシスコ・49ersがウェイバーにかけていたフォースターをレッドスキンズがクレームした。フォースターは才能に恵まれながらも、トラブルを起こしがちな選手だ。NFLは先月、フィールド外で問題を起こしたフォースターに出場停止処分とまでいかなかったものの、罰金の支払いを命じていた。

今回の負傷により、フォースターは2019年シーズンを棒に振る可能性もある。しかしながら、このタイミングでの同じような故障からシーズン中に復帰した前例もある。

先シーズン、ロサンゼルス・チャージャーズのタイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーはOTA中の5月22日にACLを断裂した。レギュラーシーズンはまるまる棒に振ったヘンリーだったが、12月17日には練習に復帰し、年が変わった1月の第1週にはファーストチームに混じって練習を再開。12月13日に行われたニューイングランド・ペイトリオッツとのディビジョナルラウンドで先発復帰を果たしている。

仮にフォースターがヘンリーと同じような故障を負っていたとし、レッドスキンズがプレーオフに出場するとすれば、フォースターがシーズンの終盤に復帰する可能性も否定はできない。それでも、そのような復帰が稀(まれ)であり、頻繁に起こり得るものではないことには留意しておきたい。