ラムズのWRカップはACL断裂から順調に回復
2019年05月22日(水) 12:00今週からロサンゼルス・ラムズがOTA(チーム合同練習)を開始する中、故障から復帰中のワイドレシーバー(WR)クーパー・カップの健康状態が話題になっていた。
昨年11月にACLを断裂したWRは2019年のシーズン第1週までに準備を整えるという目標に向けて順調に進んでいると明かした。
カップはチームの公式サイトを通じて「毎日の様子を見ながら進んでいる。1週間単位、1日単位で取り組むという感じで、できるかぎりのベストを尽くしている。自分の今の状況に関しては良い感じだと思う」と述べていた。
25歳のWRはOTA中、他のメンバーたちがチームドリルを行う一方で、リハビリの一環として個人ドリルを行っている。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはカップに関して「彼はサイドライン上でうらやましそうにボールを見つめ、プレーしたがる子供のようだね」と語っていた。
カップの故障によって、先シーズンのラムズオフェンスは終盤にかけてちょっとした不調に陥っていた。クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフの安全策でもあるカップがシーズン第1週からフィールドに戻ってくるとすれば、チームにとってこれ以上心強いことはないだろう。『ESPN.com』の“ESPN Stats & Information(ESPNスタッツ&インフォメーション)”によると、カップが欠場した際、ラムズのファーストダウン成功率は47%から38%へと低下し、ゴフのパス成功率は71%から61%へと落ち込み、さらに、彼のアテンプト平均ヤード数も9.3から7.2と大きく下がっていた。
シーズン第1週での復帰を目標としてはいるものの、カップはリハビリのプロセスに関するタイムラインは設けていないようだ。
カップは次のように明かしていた。
「このような場合には数カ月先のゴールを設定することはない。だいたいは毎日の、週間の目標となる。ベッドから起き上がった時、今日という1日はどうなるのか、どのように自分を高めようか、という話だ。今日の自分が目指すゴールは何かを定め、明日も、その翌日も全体像を見ながらそれを明確にする。自分のゴールをたどり着きやすい距離に設定し、遠くに設定したゴールと比較し続けること、これが自分にとっては非常に大きな意味を持つんだ」
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