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連携を高めつつあるタイタンズの新コンビ

2019年05月28日(火) 11:41

テネシー・タイタンズのアダム・ハンフリーズ【AP Photo/Mark Humphrey】

3年連続9勝7敗という成績を、どういった言葉で評価すべきだろう? 悪くない、と言ってもいいかもしれないが、テネシー・タイタンズが望んでいるのはそのような表現ではない。彼らはグレートでありたいのだ。

タイタンズのヘッドコーチ(HC)マイク・ブレイベルはこの4月、選手たちを新たなレベルに向かわせるべく、日常のマインドセットを変化させようと“グッドからグレートへ”というスローガンを打ちだした。先週の火曜日にチーム合同練習(OTA)を終えた後、新たにチームに加わったワイドレシーバー(WR)アダム・ハンフリーズがクオーターバック(QB)マーカス・マリオタとの関係性がどれほど向上したかを問われた際、この言葉の影響が垣間見えた。

『The Nashville Tennessean(ナッシュビル・テネシアン)』によれば、ハンフリーズは「良かったと思う・・・というか、グレートだと思う。そう言わせてもらおうか。グレートだったし、毎日良くなりつつある」と語ったという。

向上こそ、まさにブラベルHCとタイタンズコーチ陣がハンフリーズとマリオタに望むことだろう。昨年にタンパベイ・バッカニアーズでライアン・フィッツパトリックやジェイミス・ウィンストンからパスを受け、キャッチ76回で816ヤード、タッチダウン5回を記録したハンフリーズは、第1級のスロットレシーバーの一人と目されるようになっていた。アップダウンのあったバッカニアーズで、2人のQBとともにリズムを確立させた事実が、ハンフリーズについて目に見えぬ多くのことを物語っているだろう。

ハンフリーズは「スロットの人間にとって、1番大事なのはとにかく(QBとの)タイミングだと思う。彼を知り、ちょうどいいときに自分がスポットにいることを信じるだけ。スペーシングが大事であり、タイミングが大事だからね。フェーズ1とフェーズ2ではその部分にやりたいだけ取り組むことができるけれど、基本的には生のディフェンス陣を相手にするまで真の意味でタイミングを発展させることはない」と言う。

「インコンプリートは多くないと思うから、俺がフィールドのどこにいるか、そして正しいタイミングかということに彼が自信を深めるにつれ、正しいときにちょうどいいスポットにいるようになってきているということさ」

オフシーズンのプログラムがチームプラクティスのあるフェーズ3に移る今、ハンフリーズとマリオタはフィールド上での関係をさらに高めていくだろう。そのことが、タイタンズ攻撃陣がグッドからグレートへ移行していく一助となるかもしれない。

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