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ブロンコス、ミニキャンプ最終日を「運動会」に変更

2019年06月07日(金) 03:58


デンバー・ブロンコスのデコダ・ワトソン【AP Photo/David Zalubowski】

いくつかのチームにとってミニキャンプ最終日は公式にオフとなった。

一部のヘッドコーチ(HC)はスケジュール通りにミーティングや練習を実施するが、中にはフィールドワークをキャンセルしてチーム作りに力を入れるところもある。

ブロンコスは後者に含まれており、『The Athletic(ジ・アスレチック)』のニッキ・ジャブバーラが指摘するように、HCのビック・ファンジオは練習の代わりにお楽しみイベントを盛り込んだとみえる。

「練習の代わりにビック・ファンジオが選手たちに用意した予定がこちら」

◆ ホームラン・ダービー
◆ リモコンカーレース
◆ バスケットボール・シュートアウト
◆ 水風船トス
◆ イタリアンかき氷ステーション
◆ チップゴルフ・コンテスト
◆ ダンクタンク

「うわさによるとダンクタンクにはジョン・エルウェイ(ジェネラルマネジャー)が参加するとか」

楽しさを追求したのはブロンコスだけではない。HCアダム・ゲイズの下で初年度を迎えるニューヨーク・ジェッツも練習をキャンセルし、ゲイズが地元の『Topgolf(トップゴルフ)』にチームを連れ出してもてなしている。一方、1年目のHCブライアン・フローレス率いるマイアミ・ドルフィンズも練習をキャンセルした。ただし、こちらはコンディショニングテストとミーティングを実施するとか。フィラデルフィア・イーグルスはOTA(チーム合同練習)最終日を先送りしてボウリングに出掛けた。

ミニキャンプ最終日やチームアクティビティを1日使って仲間意識を高めようとするのはNFL内で新しいコンセプトではない。

例えば、ニューオーリンズ・セインツのHCショーン・ペイトンはチームをまとめるための時間をあえて設けることで知られている。過去には自らチームを釣りに連れていったこともあり、5日(水)には国立第二次世界大戦博物館をみんなで見学に訪れた。

それにしても、こうしてコーチ陣や選手たちがオフシーズン中のワークアウトプログラムを1日削ってのびのびと楽しむ姿を見るのはいいものだ。7月末には一斉に厳しいトレーニングキャップが始まることになる。

「ジェネラルマネジャーを沈めてしまった時の適切な対応は? そりゃあ“謝る”しかないよね」

【M】