チーフスWRヒルの捜査は打ち切りか
2019年06月08日(土) 08:33地元の地方検事によると、児童虐待の嫌疑をかけられていたカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルに関する捜査はもはや行われていないという。
カンザス州ジョンソン郡にある地区検察局の広報担当官はNFL公式サイトに対する書簡の中で、「本件は活発な調査が行われておらず、記者会見中に申し上げた状態と同じです。いずれの事案においても、さらなる証拠を受け付けた場合はその事案を再評価することになっています」と説明。
また、ジョンソン郡地区検事のスティーブ・ハウは4月、『The Kansas City Star(ザ・カンザスシティ・スター)』にメールした声明において、ヒルとフィアンセのクリスタル・エスピナルさんの間に生まれた3歳の息子が負傷したと考えているものの、誰が何をしたかは証明できず、「引き続き有効」であると触れている。
4月にハウ検事のコメントが発表された後、『KCTV』によってヒルとフィアンセが息子のケガについてやり取りする音声が公開された。音声が公開されたのは2019年NFLドラフト初日の夜であり、チーフスのジェネラルマネジャー(GM)を務めるブレット・ヴィーチはその後、チームが調査のために詳しい情報を集めたとする一方で、「しばらくの間」はヒルのチーム活動への参加を認めないと発表している。
ザ・カンザスシティ・スターによると、ヒルの担当弁護士であるトレイ・ペットロンは現地7日(金)、「しばらく」捜査が打ち切られていると明かしたという。
「私が理解するところでは、捜査はすでに相当の間、打ち切られており、それに関する若干の誤報があったことは明らかですが、閉じられているのは確かです」
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは同日、ヒルが来週に実施される3日間のミニキャンプで練習する傾向は「まったくない」ものの、7月のトレーニングキャンプ前にチームに合流する可能性はあると伝えた。
「さらなる進展がなければ、タイリーク・ヒルが来月下旬に始まるトレーニングキャンプまでにチーフスに復帰すると考えるに正当な理由がある。すでに当然ながらNFLが介入可能であり、調査が続く間はヒルをコミッショナーのエグゼンプト(ロースター除外)リストに入れることができる」
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