トレーニングキャンプまでに「100%」になるとチーフスTEトラビス
2019年06月14日(金) 00:03カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルスはこのオフシーズンをなじみのない場所で過ごしている。サイドラインの外だ。
オールプロに選出されたタイトエンド(TE)は足首を治療する手術を受けたため、オフシーズンのプログラムを見学者として過ごすしかなかった。
ケルスは現地12日(水)、『Arrowhead Pride(アローヘッド・プライド)』のピート・スウィーニーに対し、7月末のトレーニングキャンプ復帰に向けて経過は順調だと語った。
「参加する準備はできている」とケルスは述べた。「次のシーズンに向けてまだ本格的にフィールドに出てトレーニングできていないっていうのはちょっとした経験だよ。1年目の膝の手術を除いて、オフシーズン中フィールドに立てないようなケガをしたことって今まであったかなと考えていたんだ」
膝の手術によって1試合を除く全試合を欠場した2013年のルーキーキャンペーン以降、過去5年間でケルスは医学的理由により試合を休んだことはない。ベテランTEはオフシーズンのことを忘れ、チームメイトたちと練習を再開する準備をしている。
「少しいらいらしたよ」と彼は述べた。「俺はフィールドでみんなと一緒に練習し、教え、楽しみ、向上したい。でも今は、ただ健康になることが一番の目的で、それは達成しつつあると思う。トレーニングキャンプが始まる頃には100%になると思うよ」
ケルスの体調はチーフスの新シーズンにとって極めて重要な鍵を握る。ケルスのバックアップだったデメトリアス・ハリスはクリーブランド・ブラウンスに行ってしまい、タイリーク・ヒルのプライベートで生じている問題がチーム全体に影を落としている。
29歳のケルスは若手の指導を手伝うのは好きだが、練習を外から見守るのには飽きてしまったという。
「みんなに裏方でひそひそ言われるのはもうごめんだ」と彼は笑った。「“トラビスコーチ!”、“ケルスコーチ!”って呼ばれるのはそろそろ終わり。とにかく出ていってフットボールがしたい」
それが来るトレーニングキャンプの計画ということになる。
【M】